2012年9月30日日曜日

音読療法の反応

音読療法(ボイスセラピー)が少しずつ、ほんとうに少しずつ人に知られるようになってきて、ボイスセラピーを受ける人もボイスセラピストになる人も少しずつ増えてきていることが、とてもうれしい。 ボイスセラピーは現在、老人ホームや地域の集まり、学校、東北の被災地、そして個人の家庭や友人関係、職場といったところでおこなわれている。 まただれでも気軽に参加できる「音読カフェ」も開催されていて、さまざまな声をいただいている。

今日はボイスセラピストが拾ってきた声のいくつかを紹介したい。

■40代女性
■仕事、家事、子育ての日々。自分自身のことを思う時間を持つことなんて考えてもみなかったけれど、 大切な時間だと気付いた。

■30代男性
■自分自身の精神状態がすこしヤバい方向にいきつつあると自覚していて、いろんな本を読んで勉強しているが、音読療法の理論はシンプルでわかりやすいと思う。

■老人ホームでの何回めかの音読ケアにて
■私(ボイスセラピスト)の近くに座っていた女性の方は、音読のとき、最初から最後まではっきりした声を出していたのですが、あとで「最初のころはみなさんから全然反応がなかったのよ」と聞いて本当にびっくりしました。

■老人ホームにて
■「青い山脈」を音読しているときに、女性の方が「歌いたい、歌いたい」とおっしゃっていたのですが、『参加したい!』という思いが感じられて嬉しかった(ボイスセラピスト)。

たくさんの声をいただいているので、機会を見つけてまた紹介したい。 ボイスセラピスト講座のほうも少しずつ人が集まるようになってきた。 10月8日の銀座教室での2級ボイスセラピスト講座も10月7日の1級ボイスセラピスト講座も、初めて参加する方も何人かいらしてにぎやかになりそうだ。

ところで、一度ボイスセラピスト講座を受講された方は、その後何度でも無償で再受講できることはあまり知られていない。 ボイスセラピストには知識と経験を継続的に深めていってほしいという協会のニーズがある。
(オーガナイザー・水城ゆう)

2012年9月27日木曜日

ボイスセラピスト2級講座9月コース(3日目)

昨日最終日終りました。今回も受講生として参加したので講座内容の報告と感想です。今回は今までの復習を中心に行いました。
1.課題発表
前回の課題で、この1週間で自分の中に起こった感情(気持ちが動いたこと)を観察し、それが何を大切にしているから(ニーズ)その感情になるのかを観察してくるというものがありました。そのことについて受講者の方に話をしてもらいました。ここでは、色々な感情に対してその中でどれが一番大きい感情かを絞ることはない、それぞれの感情に複数のニーズがあっていい、その中で今一番しっくりくるニーズを拾うということを教えてもらいました。
2.呼吸法の実践
セラピスト役とクライアント役になってペア練習を行いました。呼吸法4パターンの流れとそれぞれの効果について簡単にクライアント役に説明をしました。
3.音読エチュード
3つのエチュードを行いました。エチュー内容は、同時読み→1行リレー(句点ではなくテキストの改行に合わせて次の人にダトンタッチする)→連想読み(1人が音読をしている間、聞いている人は食べ物に例えると何かを連想しながら聞く)です。この最後の連想エチュードは、音読している人の音読が上手か下手か、滑舌が良いか悪いかという判断をしないでただただ食べ物を想像するところが面白かったです。
4.共感的コミュニケーションのペア練習
先週同様、最近起こったこと(気持ちが動いたこと)についてクライアント役が話をし、セラピスト役がクライアント役から出てきた言葉から感情を確認し、その感情の元になっているニーズをクライアント役に確認をしました。今回は私がクライアント役になりセラピスト役の方に感情とニーズに注目してもらいました。昨日自分の中に起こった感情について話をしたのですが、セラピスト役の受講者に言葉にして確認してもらうことで明確になった部分がありました。
5.ボイスセラピストの活動紹介
ボイスセラピストの活動先として、老人ホーム・小学校・被災地(仮設住宅にお住いの方)で現在行っている音読ケアの紹介がありました。そし今後力を入れていく新しい分野(介護予防アーティスト)の紹介もありました。
以上が本日の報告です。
3日間の講座の中で、共感的コミュニケーションという言葉が何度か出てきたかと思います。この部分は、考え方の理念や具体的な方法については実践を重ねないと習得できないコミュニケーション手段であり、現時点で私も学んでいる最中でもあるため、具体的な例文などを書きませんでした。今後、ボイスセラピスト資格取得者が集まって、共感的コミュニケーションの練習の場や音読エチュードのバリエーションを増やすような練習の場を作っていき、より良い形で音読療法を世に広めていけたらいいなと感じました。

◎次回のボイスセラピスト2級講座のご案内◎
・3日間コース(金曜日)・・10月5日、12日、19日
 (昼の部14:00ー16:00、夜の部18:45-20:45)
・1日コース(祝日)・・・10月8日(月・祝) 10:00‐17:00(休憩1時間含む)
 です。ご興味がある方はぜひご受講してみてください。

※写真:ボイスセラピスト講座の後に行った「ボイスセラピスト講座説明会」の様子です。10名が集まり、講座の目的や講座取得後の活動についての説明会を開催しました。
(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)

2012年9月23日日曜日

9月の2級ボイスセラピスト講座のお知らせ

声で癒し、癒される……自分の持つ「声」で人を安らわせることができたら、どんなにいいでしょう。そして、自分の「声」が自分をも落ち着かせ、癒してくれたら、どんなにいいでしょう!
声による療法の基礎を身につける「ボイスセラピスト2級」を受講、取得して、身近な人とのコミュニケーションに活用してみませんか。
お子さん、パートナー、親、友人、同僚などとのつながりを、柔らかく心地よいものにしたいと願う方に。

これまでにボイスセラピスト2級の資格を取得された方は28名いて、それぞれ活躍されています。

◎日時 2012年9月23日(日)10:00〜17:00
◎受講費 33,000円(2級資格取得料含む)

◎内容
 ボイスセラピーの基礎知識
 声と身体とこころの基礎知識
 声と身体の関係、声とこころの関係の確認
 ボイスセラピーのさまざまな事例を用いたノウハウ学習
 ボイスセラピストに必要なコミュニケーション法
 参加者同士によるセラピー実践体験

◎こんな人におすすめです
 子どもなど家族に心身の不調を訴える人がいる
 落ちこんでいる友だちの気持ちを楽にしてあげたい
 ささいなことが気になって眠れない
 あがり性を克服したい
 ひと前に出るとうまく話せない
 声が通らない
 よく聞き返される
 家族や他人とのコミュニケーションでいらいらすることが多い
 ひと前で話すことが多い職業についている
 落ちついた話し方や態度を身につけたい

※お申し込みはこちら
⇒ http://www.roudoku.org/form/ws_application.html

【特別割引制度】

学生や主婦、その他現在収入が低かったりなかったりする方のための特別割引制度があります。
基本的に半額になりますので、遠慮なくご相談ください。ボイスセラピスト講座受講への必要性と現況についてのレポートを提出していただきます。
くわしくは音読療法協会までお問い合わせください。

2012年9月22日土曜日

ボイスセラピスト講座説明会の開催 (9月26日)


ボイスセラピスト講座説明会のお知らせです。
ここ最近、音読療法にたいする関心が高まってきています。
2011年の震災直後からスタートした音読療法協会の活動もしだいに充実し、ボイスセラピストの養成講座も継続的に開催されています。
すでに30名以上のボイスセラピストが誕生し、各方面で活動をはじめています。
しかし、まだまだ音読療法の内容については知られておらず、どういうことをするのか、資格を取得するとどんな活動ができるのか、問い合わせがたえません。
そこで音読療法協会では音読療法やボイスセラピスト資格に関心のある方のために、無料説明会を開催することになりました。
以下、詳細です。

◎ボイスセラピスト講座説明会

◎日時
 9月26日(水) 
 ・午前の部 11:00‐12:00
 ・午後の部 19:00‐20:00

◎料金 無料
◎場所 銀座西欧ギャラリー
 (東京メトロ銀座一丁目駅すぐ/JR有楽町駅徒歩5分)
◎住所 中央区銀座2-2-18 西欧ビル7F
◎地図 http://ginzaseiogallery.jimdo.com/地図-アクセス/
◎申込み: http://www.voicetherapy.org/contact.html

※参加ご希望の方は、「お問い合わせ内容欄」に『ボイスセラピスト説明会参加・ご希望の時間帯(午前、午後のどちらか」をご記入ください。

※音読療法にご興味がある方はこちらもご覧ください。
「音読療法のコンセプトについて」 http://www.voicetherapy.org/voicetherapy.html

写真:ボイスセラピスト講座風景

(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)

ボイスセラピスト2級講座9月コース(2日目)



9月18日、ボイスセラピスト講座2日目を行いました。
今回も受講生として参加させてもらったので講座の流れと気付いたことのご報告です。
1.宿題実施後の報告
前回出た宿題はこちらです。この2つについての報告を行いました。
・呼吸法を行い、その際、どんなことを感じるか(身体、精神)に目を向けてみる。
・吐くのにどのぐらい時間がかかるかをはかる。
2.自分の呼吸を測る
吐く、吸う、吐くをセットにして時間を測りました。吐く、吸うのセットで60秒というのが心身ともによい状態を作る呼吸のようです。呼吸をしているとき、カウント数の声が聞こえてくるので、苦しくなってもあと○秒がんばろうとしたことで、自分1人で行うときより長い時間呼吸が出来ました。時々こういう体育会系な方法で呼吸を行うことで呼吸筋が更に鍛えられるのではないかと思います。
3.復習
・3つの呼吸法(ホールブレッシング、ストレッチ呼吸、ボトムズレス)のやり方とそれぞれの目的についての確認を行いました。
4.ハミング呼吸の実施
ハミングをしながら身体を触ります。ハミングによる声の響きを利用して身体の振動を感じ、声を出すことによって身体がどうなっているのかをわかりやすくするための呼吸法です。
この呼吸をすると心地よく感じます。身体が震える部分を意識的に感じたり他の身体の部分の震えを探すのも心地がいいのですが、普段触ることが少ない身体を触ることで自分自身に愛着がわくような気がします。普段は自分が肉体として存在しているという感覚を持つ機会が少ないので、自分が今ここにいるということが具体的に感じることができ安心するのかもしれません。
4.音読エチュード
漢詩を使って、全員一緒に合わせ読みをしました。読み方は、普段のスピードで2回→低音読み→スピード変化読み(だんだん速く読む)です。
参加者の方からの感想で、最初は自分のお腹が震えているのを感じてその震えに意識を向けたが徐々に周囲の声が聞こえるようになった、周囲の声が聞こえてくることでより大きい声が出た、1人1人の声が聞こえながらも全体としてのまとまりの声も聞こえてきた、という感想をいただきました。ここでは、自分の声が良い悪い、音読が上手い下手という判断が入らず、今起こっていることを感じる時間が持てたようです。
5.共感的コミュニケーション
・共感的コミュニケーションとは何か
・日常行っているコミュニケーションのパターンとは何か
・共感とは具体的に何をすることか
・共感的コミュニケーションのプロセスの説明
・ペアワークで練習&発表
・音読療法と共感的コミュニケーションの関係性について
ひと通り共感的コミュニケーションの説明を受けた後、ペアワークではお互いに最近起こった嬉しかったことや悲しかったことなどを相手に伝え、その事実に対してどんな気持ちになったのか、その気持ちは相手が何を大切にしているから起こるのかについて相手に質問をしていきます。ここでは、最後まで自分の話を聞いてもらえる、興味を持ってもらえることで安心感や信頼感も生まれ短い時間のワークでしたが貴重な時間を過ごしました。
来週は最終講義です。今までの復習と共感的コミュニケーションの練習を行います。

写真:ハミング呼吸実施中。講師は野々宮卯妙さん(音読療法士)

(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)

2012年9月13日木曜日

ボイスセラピスト2級講座9月コース(1日目)



昨日、9月水曜日昼コース(計3日間)がスタートしました。
今回は音読療法士、ボイスセラピストもサポートに入り、わたしも受講生として参加させてもらい和やかな雰囲気でスタートしました。今回の流れと感じたことを簡単にご紹介します。

1.自己紹介タイム
受講生の中に、ゴスペルをして声を出すことが気持ちがいいと感じた経験がある方がいらっしゃいました。道具不要のストレスマネジメントになるボイスセラピスト講座に興味を持たれたそうです。

2.ボイスセラピ―とは何か
音読療法の柱になるマインドフルネス(気付き)とは何か、マインドフルネス状態を作るための2つ方法となる呼吸法・発声、音読についての説明、音読療法協会で大切にしている自分や人との関わり方(共感的コミュニケーション)についてを説明してもらいました。

3.呼吸発声に関係する身体の仕組みについて(呼吸筋群、呼吸器系)
オーガナイザー水城さんが書いたスケッチ画を使いながら呼吸筋群の説明を受けました。

4.呼吸法
3パターンの呼吸法の実施。交感神経が優位になる呼吸法(ホールブレッシング、ストレッチ呼吸)、副交感神経が優位になる呼吸法(ボトムブレス)を行いました。
呼吸法の後、今どんなことを感じたかを話していきました。参加者全員がそれぞれに違った角度で(下半身やお腹の部分に温かみを感じた、身体の中で伸びたと感じたところがあった、息を吸って身体が膨らむときどんなイメージをしていたか、呼吸に伴って身体が固まったり苦しくなる部分はどこか、楽に気持ちがよく呼吸をするには次はどうすればいいと感じたか)感じたことを話したのですが、私にとってこの時間が大切な気付きの時間になりました。家で1人で呼吸法をしていると、自分が感じやすい部分や気持ちよくなりたい部分を意識して呼吸をすることがありますが、その状態だと自分が意識したいこと以外を感じないようにしていたようです。そう感じるのは、同じ呼吸をしているのに自分と全く違うことを感じ取っている方の話が聞けたからです。
今回の報告タイムは、これからもっと真っ白な状態で呼吸を行えば今まで感じられなかった身体変化を感じることができるかもしれないということを気づかせてもらいました。ここを意識しようと思うこと自体取っ払ったら、もっと身体変化について感じられることが増えるかもしれません。
呼吸法はやればやるほど自分の身体の反応に敏感になっていきます。敏感になるということは、マインドフルネス(今この瞬間の自分の状態に集中している。他に考え事をしていない状態)になっているということです。今回の受講生の方にとって、講座内で行う呼吸や音読、参加者同志のコミュニケーションの時間を通して、様々な気づきの時間になっていただけると嬉しいです。

2012年9月10日月曜日

音読療法で大切にしていること

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「ボイスセラピストに大切にしてもらっていること」で、音読療法ではセラピスト個人の臨機応変な即興性を大事にしていることを伝えたが、もうすこし補足しておきたい。

音読療法の技術と知識を身につけてもらったら、セラピストそれぞれの裁量にしたがって臨機応変にプログラムを組み、またそれぞれの個性や特技を生かしてクライアントのお役に立ってほしいというニーズが音読療法協会にはある。
基本的なニーズだが、それはあくまで「音読療法の中核理念をしっかり守った上で」という但し書きがつく。

音読療法の中核理念をここで列挙はしないが、いずれも次のような基本的な姿勢に支えられている。

・実証/検証可能で具体的な方法を用いる。
・すでに実証/検証されている客観的な所見にもとづいた方法を用いる。
・論理性と客観性を重視する。

このような理念のもと、たとえばいわゆるスピリチュアル系の考えや手法は音読療法には取りいれない。
前世、血液型、占い、霊気、予知といったものは、音読療法には用いない。

といって、これらの活動を否定するものではない。
あくまで「音読療法の中核理念では」用いない、ということだ。

したがって、たとえば音読療法士の資格を取得した人が、自分のセッションの個性として占いと組み合わせたりすることまでは否定しない。
ただし、その場合、占いと音読療法の理念とははっきりと区別してクライアントに伝えてほしい、というのが音読療法協会からのリクエストである。
音読療法の中核理念の論理性と客観性が保証されるかぎりにおいて、セラピストが自分の個性やオリジナリティや信じるところを利用する分には、それを容認するというのが、音読療法協会の基本的姿勢である。

以上、多少わかりにくい面があるかもしれないので、不明を感じた場合は、オーガナイザーや音読療法マスターに直接問い合わせてほしい。
(オーガナイザー・水城ゆう)

新型うつとか不定形うつとか

photo credit: anyone's ghost via photo pin cc

最近「新型うつ病」という言葉を聞くことが多いのではないだろうか。
テレビや新聞などマスコミでもいろいろと取りあげられ、とくに新入社員や学生など若い人の病気として社会問題化しているが、その症状や治療法についてはあいまいな情報しかない。
精神科医の知見や対処法もまちまちで、混乱しているといっていい。
なかには「気分うつ」とレッテル張りをして、ろくに対処しようとしない職場があったりして、その犠牲になって仕事をするやめざるをえない者が増えている。

新型うつ病についての専門家の所見として、比較的まともに思える記事がダイヤモンド・オンラインに出ていた。
「若手社員の「新型うつ」は単なるうつ病ではない! パニック障害の権威が職場の偏見と治療の誤解に警鐘――貝谷久宣・医療法人和楽会理事長に聞く」がそれだ。

このなかで「自分のプライドを傷つけられる」ことによるPTSDに似た症状が起こることが述べられているが、音読療法ではこの「自分のプライド」の部分を「自分が大切にしていること=ニーズ」と読みかえることができる。
プライドというとイメージが限定的になるが、自分がなにを大切にしていて、その価値観を損なわれたり満たされたりした結果、さまざまな感情が生まれる、という考え方をする。
そこで、自分のなかに起こってくるさまざまな感情を丁寧に扱い、その感情が指し示す「自分が大切にしていること=ニーズ」の面倒をしっかりと見ることで、抑うつ状態に陥らないようにし、さらには実際の行動に踏み出しやすくする。
これを「共感的コミュニケーション」という手法でおこなう。

共感的コミュニケーションは「認知行動療法」そのものといっていいプロセスで、なにより自分ひとりでもやれるし、だれかの手助けがあればさらに効果的だ。
音読療法でこの方法を身につけた人は、うつ病におちいりにくくなるだろうし、「うつっぽい」感じることがある人には、その気分からの改善や脱却を期待できる。

自分がなんとなく「うつうつとして気がのらない」と感じるような人の音読療法を受けてみてほしいのだが、ボイスセラピストとしてその方法を自分で身につけることで、自身のうつ対策にもなれば、だれかを手助けすることにも役立てられるはずだ。
音読療法協会では随時ボイスセラピスト講座を開催しているので、まずは気軽に問い合わせてみてほしい。
次のボイスセラピスト講座は銀座教室であさって9月12日から開催される。
(オーガナイザー・水城ゆう)

2012年9月7日金曜日

第1回音読カフェの報告


9月4日、5日の2日間「音読カフェ」を実施しました。
「音読カフェ」は音読療法を気軽に体験できる体験ワークです。今回初めての開催となりましたが、2日間で29名(サポート役含め)の方にご参加いただきました。
体験ワークでは、呼吸法+音読遊びを行いました。最初に行った呼吸法では何パターンかの方法で息を長く細く吐く、吸うに意識を向け、呼吸によって自分の身体が何を感じるかを確認しました。次に行った音読遊びでは、1つのテキストを取り上げて、参加者と声を合わせながら声のボリュームやスピード、高低を変えたり、身体でリズムを取りながら声を出したり、いろんな音読遊びをしました。最後はお茶タイム。お互いに自己紹介をしてから、どんなきっかけで音読カフェに参加したのか、今どんなことを感じているのかなどを皆さんと話しました。

参加された方から「数年前に病気になり、身体にいいと言われることを色々試してみたが行きつくところは‘‘今自分がここにいる’’という意識を持つことなのではないかと思った。そういう意味で意識的に呼吸をすることは‘‘ここに今存在している自分’’を意識できるいい方法なのかもしれないと思った。」というご感想をいただきました。
なぜ、音読カフェで呼吸法と音読を行うのかというと、これらのワークを通して「マインドフルネス」(今ここにいる自分に集中している状態)になるためです。1時間の音読カフェの中でお伝え出来ることは限られていましたが、時間を取ってゆっくり呼吸をしたり音読遊びをすることで音読療法の中で大切にしている「マインドフルネス」を感じていただけたことはとても嬉しいです。

音読カフェは、進め方にマニュアルがありません。進行役(音読療法士、ボイスセラピスト)が、当日の参加者の性別、年齢、身体状態、雰囲気などを見て最終的に流れを決めていきます。なので何度参加してもそれぞれに違ったことを発見していただけるのではないかと思います。また気軽に体験できる機会を作っていきたいと思います。今回参加された皆さま、どうもありがとうございました。そして進行役として当日まで準備、練習を進めてきたぴりかさん、彩子さん、日榮さん、どうもありがとう。そして、当日サポートしてくれたボイスセラピストの仲間たち、どうもありがとう。
※写真:両隣の人と手を合わせながら音読遊びをしています。これは盛り上がりました。
(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)

2012年9月4日火曜日

音読カフェ@銀座、9月4・5日に開催

ボイスセラピスト2級講座を開催した銀座2丁目外堀通り沿いの西欧ギャラリーで、
「音読カフェ」
を開催します。

「音読療法ってどんなもの?」

「音読療法を試してみたい」
という方から、
「音読療法で元気になりたい」
「音読療法を毎日の生活に取り入れてみたい」
「介護予防に音読療法を取り入れたい」
「プチ鬱気分をなんとかしたい」
という具体的な目的をもった方まで、
気軽に参加していただけるカフェタイム風の会です。

飲物とお菓子をつまみながら、音読療法ワークをご一緒にやってみませんか♪

学び直したいボイスセラピストのみなさんは、お手伝いがてら遊びにいらしてくださいね。

開催日:(1)9月4日15〜16時/(2)19〜20時
    (3)9月5日15〜16時
参加費:1000円(お茶・お菓子付き)
お申込:協会お問い合わせフォームで「お問い合わせ内容」に「音読カフェ参加希望」および(1)〜(3)のうち希望日を記載して送信してください。

今のところ単発開催ですが、定期開催できるよう調整中です。
また、今回の会場は銀座ですが、世田谷区羽根木(下北沢近く)でも検討中です。
今後については協会までお問い合わせ下さい。

ご参加、お待ちしています!