臨床心理士たちや医師から熱いお墨付きをいただき、会員(ボイスセラピスト)にもお医者さんが所属している音読療法だが、短期集中のリトリート(合宿)型資格取得講座を3日にわたって開催する。
開催まであと5日となった。
まだまだ参加者を受け付けている。
臨床心理士やお医者さんからは、次のような点でお墨付きをいただいている。
・うつなどのこころの病の予防や症状の軽減
⇒ 実際に薬を飲まなくてよくなった人が何人もいる。
・日々の健康法として
⇒ 免疫力があがり、風邪などの病気予防の効果がある。
ガン抑制などにも効くんじゃないかと個人的にはかんがえている。
・家族や友人など身近な人や、職場でのコミュニケーションの改善
⇒ 認知行動療法ともいえる共感的コミュニケーションは人生をイキイキとしたものにする。
・介護予防として
⇒ だれもが寝たきりの老後をすごしたくはない。音読療法は介護予防の強力な助っ人である。
ボイスセラピストはこれらのスキルをしっかりと身につけ、なおかつ身近な人にも伝授したり指導したりできるようになる。
1級を取得した場合、グループセッションをおこなったりそれを職業にすることも可能。
このリトリートは、地方在住の方や、近隣の人で効率性が必要な方にとくにおすすめ。
3日間の詳細なスケジュールと内容、場所、費用などの詳細はこちら。
(オーガナイザー・水城)
2013年8月7日水曜日
2013年8月4日日曜日
ボイスセラピストの必要性、これからますます
音読療法(ボイスセラピー)にはまず私自身が大変助けられている。
これがなければ、私はいまだに満たされない思いで苦しい人生をあがいていたかもしれない。
音読療法のもっともよいところは、なにも道具がいらない、いつでもどこでも簡単にできる、ということだ。
たとえば、なにかいやなことがあって、もやもやとした気分だとする。
歩いていてもそのことを思いだして、まわりのものがなにも眼にはいらない。
まさに心ここにあらずという、マインドレスの状態だ。
これを放っておくと、どんどん反芻思考にとりこまれていき、ストレスは増大するばかり、自分自身のパフォーマンスはさがり、うっかり大きな事故にもつながりかねない。
自分がそんな状態におちいりかけているのに気づいたら、まずはすぐに音読療法の呼吸法を思いだす。
非常に簡単な呼吸法で、子どもやお年寄りでもできる。
歩きながらでもできる。
意識して呼吸法をおこない、まず「いまここ」の自分自身へともどってくる。
自分が安全であり、いやなことの原因がいまは眼の前にはなく、いまこの瞬間の自分のありように気づいていく(マインドフルの状態)。
「いまここ」にもどってこれたら、つぎは自分に共感を向ける。
つまり、自分がなぜいやな気分になってしまったのか、自分が大切にしているのは何なのかに眼を向け、つながっていく。
この一連のプロセスはだれでも身につけることができる。
これを身につけられたら、毎日、イキイキとすごせる。
生きていればいろいろなことが起こるものだ。
楽しいことばかりではない、つらいこと、腹がたつこと、悲しいこと、次々と起こるのが人生だ。
そういうことから逃げるのではなく、そのようなことに対処できるこころと身体のスキルを身につければいいのだ。
そのもっとも簡単で効果的な方法のひとつが音読療法だ。
音読療法をまなび、ボイスセラピスト資格を取得すれば、その方法を使って自分自身のみならず身近な人をも楽にしてあげることもできる。
また健康法や病気予防にもすぐれている。
とくに最近多いこころの病を予防するには、これほど効果的な方法はないと私はかんがえている。
1級以上の資格を取得すれば、身近な人だけではなく、知らない人やグループ相手にセッションすることもできる。
そしてそれを自分の自立した仕事とすることも可能だろう。
いまの世にさまざまな「セラピー」と称するものが存在するが、音読療法ほど手軽なものはあまりない。
自分自身の声と呼吸を使うだけだ。
その簡便な方法はたやすく人へと伝えることもできる。
音読療法がもっと広まってくれれば、いま苦しんでいる多くの人が楽になるのに、と思わない日はない。
げんに音読療法を身につけた人たちがイキイキと楽しんでいるのを、私は毎日のように見ている。
残念なことになんらかの理由で音読療法をうまく身につけられなかったり、学習が途中で終わってしまったような人が、いまだに苦しい思いをしているのも見ている。
もうすぐお盆だが、この休みを利用して、音読療法を効率よく学べる機会を用意した。
2級ボイスセラピスト資格と1級ボイスセラピスト資格を、2泊3日の合宿で一気に取得できる。
8月12日(月)から14日(水)までの三日間、場所はオリンピックセンター。
2級のみ参加も可能だし、すでに2級を取っている人は1級のみの参加も可能だ。
また、合宿中の夜間は、共感的コミュニケーションを別枠でじっくりと学べる機会も作ってある。
近くの方は通いでもいいし、宿泊するもよし。
地方の方はこの機会に上京していただき、合宿で資格取得してもらいたい。
詳細はこちら。
(オーガナイザー・水城)
これがなければ、私はいまだに満たされない思いで苦しい人生をあがいていたかもしれない。
音読療法のもっともよいところは、なにも道具がいらない、いつでもどこでも簡単にできる、ということだ。
たとえば、なにかいやなことがあって、もやもやとした気分だとする。
歩いていてもそのことを思いだして、まわりのものがなにも眼にはいらない。
まさに心ここにあらずという、マインドレスの状態だ。
これを放っておくと、どんどん反芻思考にとりこまれていき、ストレスは増大するばかり、自分自身のパフォーマンスはさがり、うっかり大きな事故にもつながりかねない。
自分がそんな状態におちいりかけているのに気づいたら、まずはすぐに音読療法の呼吸法を思いだす。
非常に簡単な呼吸法で、子どもやお年寄りでもできる。
歩きながらでもできる。
意識して呼吸法をおこない、まず「いまここ」の自分自身へともどってくる。
自分が安全であり、いやなことの原因がいまは眼の前にはなく、いまこの瞬間の自分のありように気づいていく(マインドフルの状態)。
「いまここ」にもどってこれたら、つぎは自分に共感を向ける。
つまり、自分がなぜいやな気分になってしまったのか、自分が大切にしているのは何なのかに眼を向け、つながっていく。
この一連のプロセスはだれでも身につけることができる。
これを身につけられたら、毎日、イキイキとすごせる。
生きていればいろいろなことが起こるものだ。
楽しいことばかりではない、つらいこと、腹がたつこと、悲しいこと、次々と起こるのが人生だ。
そういうことから逃げるのではなく、そのようなことに対処できるこころと身体のスキルを身につければいいのだ。
そのもっとも簡単で効果的な方法のひとつが音読療法だ。
音読療法をまなび、ボイスセラピスト資格を取得すれば、その方法を使って自分自身のみならず身近な人をも楽にしてあげることもできる。
また健康法や病気予防にもすぐれている。
とくに最近多いこころの病を予防するには、これほど効果的な方法はないと私はかんがえている。
1級以上の資格を取得すれば、身近な人だけではなく、知らない人やグループ相手にセッションすることもできる。
そしてそれを自分の自立した仕事とすることも可能だろう。
いまの世にさまざまな「セラピー」と称するものが存在するが、音読療法ほど手軽なものはあまりない。
自分自身の声と呼吸を使うだけだ。
その簡便な方法はたやすく人へと伝えることもできる。
音読療法がもっと広まってくれれば、いま苦しんでいる多くの人が楽になるのに、と思わない日はない。
げんに音読療法を身につけた人たちがイキイキと楽しんでいるのを、私は毎日のように見ている。
残念なことになんらかの理由で音読療法をうまく身につけられなかったり、学習が途中で終わってしまったような人が、いまだに苦しい思いをしているのも見ている。
もうすぐお盆だが、この休みを利用して、音読療法を効率よく学べる機会を用意した。
2級ボイスセラピスト資格と1級ボイスセラピスト資格を、2泊3日の合宿で一気に取得できる。
8月12日(月)から14日(水)までの三日間、場所はオリンピックセンター。
2級のみ参加も可能だし、すでに2級を取っている人は1級のみの参加も可能だ。
また、合宿中の夜間は、共感的コミュニケーションを別枠でじっくりと学べる機会も作ってある。
近くの方は通いでもいいし、宿泊するもよし。
地方の方はこの機会に上京していただき、合宿で資格取得してもらいたい。
詳細はこちら。
(オーガナイザー・水城)
2013年6月19日水曜日
呼吸を忘れている現代人
photo credit: Zellaby via photopincc
ネイティブのハワイの人々の言葉に「オハナ(ohana)」というものがあって、これはいまは「家族」という意味で使われている。
語源は「ともに呼吸する人々」らしい。
ハワイに初めて欧米からのキリスト教の宣教師たちがやってきたとき、ネイティブ・ハワイアンは彼らを「バオレス(baoles)」と呼んだ。
これは「呼吸をしていない人々」という意味だ。
このエピソードを聞いて、私はハッと思った。
まさに我々現代人は、この「呼吸をしていない人々」なのではないか。
「していない」というのは大げさとしても、実際に多くの人が自分が呼吸をしていることを忘れているし、そのことに気づいていない。
いま、この瞬間、自分がどのような呼吸をしているのか。
ゆったりと深く落ち着いた呼吸をしているのか。
浅く落ち着きのないせわしない呼吸をしているのか。
なにかに驚いたり不安を感じて呼吸を止めたりしていないのか。
そのことに注意を向けている人はほとんどいない。
電車に乗ると多くの人がスマホの画面をのめりこむようにして見つめている。
その人たちを観察してみると、姿勢が前かがみに縮こまり、みぞおちのあたりはギュッと圧迫されている。
すなわち、横隔膜の上下動が圧迫され、浅い呼吸になっている。
呼吸が浅いため、酸素を取りいれようと肺は懸命に動き、早い呼吸を繰り返している。
浅くて早い呼吸は交感神経を昂進させ、体温を上昇させ、筋肉を緊張させ、血管を収縮させて血圧を上昇させ、鼓動を速め、消化器系を停止させ、おどおどと落ち着きのないマインドを作っている。
自分のその姿勢と呼吸に気づきさえすれば、それをやめることがいつでもできる。
姿勢を伸ばし、ゆっくりと深い呼吸法を試みる。
副交感神経が働きはじめ、身体と心は鎮静と回復モードにはいっていく。
集中力と持続力がもどってきて、さまざまなトラブルやストレスにも対処できるようになる。
これらのことは「自分の呼吸を思い出す」だけで実現できる。
さらに健康効果をあげたり、病気を予防するための呼吸法があるし、それを実践することによってマインドフルに生きることも可能になる。
音読療法ではこれらの呼吸法、マインドフルネスを得る方法、共感的にコミュニケートする方法などを身につけることができる。
ぜひとも多くの人に知ってもらいたいものだ。
なにより私自身がこれで人生が楽になり、またイキイキと毎日をすごせるようになったことを伝えたいと思っている。
次回の2級ボイスセラピスト講座は次の日曜日、6月23日の開催です。
詳細はこちら。
(オーガナイザー・水城ゆう)
ネイティブのハワイの人々の言葉に「オハナ(ohana)」というものがあって、これはいまは「家族」という意味で使われている。
語源は「ともに呼吸する人々」らしい。
ハワイに初めて欧米からのキリスト教の宣教師たちがやってきたとき、ネイティブ・ハワイアンは彼らを「バオレス(baoles)」と呼んだ。
これは「呼吸をしていない人々」という意味だ。
このエピソードを聞いて、私はハッと思った。
まさに我々現代人は、この「呼吸をしていない人々」なのではないか。
「していない」というのは大げさとしても、実際に多くの人が自分が呼吸をしていることを忘れているし、そのことに気づいていない。
いま、この瞬間、自分がどのような呼吸をしているのか。
ゆったりと深く落ち着いた呼吸をしているのか。
浅く落ち着きのないせわしない呼吸をしているのか。
なにかに驚いたり不安を感じて呼吸を止めたりしていないのか。
そのことに注意を向けている人はほとんどいない。
電車に乗ると多くの人がスマホの画面をのめりこむようにして見つめている。
その人たちを観察してみると、姿勢が前かがみに縮こまり、みぞおちのあたりはギュッと圧迫されている。
すなわち、横隔膜の上下動が圧迫され、浅い呼吸になっている。
呼吸が浅いため、酸素を取りいれようと肺は懸命に動き、早い呼吸を繰り返している。
浅くて早い呼吸は交感神経を昂進させ、体温を上昇させ、筋肉を緊張させ、血管を収縮させて血圧を上昇させ、鼓動を速め、消化器系を停止させ、おどおどと落ち着きのないマインドを作っている。
自分のその姿勢と呼吸に気づきさえすれば、それをやめることがいつでもできる。
姿勢を伸ばし、ゆっくりと深い呼吸法を試みる。
副交感神経が働きはじめ、身体と心は鎮静と回復モードにはいっていく。
集中力と持続力がもどってきて、さまざまなトラブルやストレスにも対処できるようになる。
これらのことは「自分の呼吸を思い出す」だけで実現できる。
さらに健康効果をあげたり、病気を予防するための呼吸法があるし、それを実践することによってマインドフルに生きることも可能になる。
音読療法ではこれらの呼吸法、マインドフルネスを得る方法、共感的にコミュニケートする方法などを身につけることができる。
ぜひとも多くの人に知ってもらいたいものだ。
なにより私自身がこれで人生が楽になり、またイキイキと毎日をすごせるようになったことを伝えたいと思っている。
次回の2級ボイスセラピスト講座は次の日曜日、6月23日の開催です。
詳細はこちら。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年4月7日日曜日
音読療法における共感的コミュニケーションの位置づけ
photo credit: Auntie P via photopincc
音読療法において共感的コミュニケーションは三つの柱のひとつとなっていて、非常に重要なスキルである。
コミュニケーション法をセラピースキルとして取りいれている民間療法はあまりなく、音読療法の大きな特徴のひとつとなっている。
音読療法協会は学校や老人ホーム、東北の被災地をふくむ地域の集まりなどで音読ワーク・音読ケア活動をおこなっている。
共感的コミュニケーションはこれらの活動のなかで重要な役割をはたしてきた。たとえばこれは最新の精神医学でいうところの「認知行動療法」にも通じるすぐれた方法でもある。
音読療法ではこれにさらにマインドフルネスのスキルを加えて、すぐれたセルフメンタルケアの方法を体系化している。
共感的コミュニケーションを音読療法の重要スキルと位置づけるにあたっては、つぎの二つのねらいがある。
ひとつめのねらいは、不安やいらいら、悲しみといった自分の感情を客観的に観察し、それらがどこからやってくるものなのかを認知することで、自然で自発的な行動をうながすための認知行動療法とほぼおなじプロセスを、共感的コミュニケーションで実践できる、というものだ。
後述するが、共感的コミュニケーションは、
一、事実
二、感情
三、価値
という客観的認知のプロセスを持っている。
このプロセスを実践することで、だれもが自分自身の価値観(大切にしていることや必要なこと、ニーズ)につながり、それを守ったり実現するための自発的な行動に移ることができる。
こころの病にかかりかけると、もやもやした無気力感にとじこめられ身体が動かなくなってしまうことがあるが、共感的コミュニケーションのプロセスをみずから実践することでそこから抜けだすことができる。
あるいは、音読療法士が共感的コミュニケーションをもちいてセッションすることで、クライアントが自分の感情を観察し、価値観に気づいていく手助けをすることもできる。
まずは音読療法士が共感的コミュニケーションを身につけ、自分自身のこころの健康を保つために使いこなせるようにすること。
つぎに、クライアントの認知を手助けできるようになること。
最後にクライアント自身も共感的コミュニケーションをもちいて自分のメンタルケアをおこなったり、まわりの人間との関係性を向上させることに役立てたりできるようになること。
この三つの段階を、認知行動療法としての共感的コミュニケーションの学びとしてかんがえておくとよい。
ふたつめのねらいは、ファシリテーション技術として共感的コミュニケーションを用いる方法だ。
共感的コミュニケーションは人と人の関係にある種の質を作りだす方法である。人はそれぞれ、立場やシチュエーションなどその時々で「自分が大切にしていること」を持っている。それが動機となって行動したり、感情が動いたりする。自分が大切にしていることと、相手が大切にしていることを同時に尊重することで、つながりの質を作る方法なのだ。
この方法は相手がひとりでも有効だが、相手が複数でも同様に用いることができる。
音読療法はグループセッションをおこなう機会が多いが、共感的コミュニケーションを用いるとセッションを円滑に進めることができるし、またクライアントたちが「自分が尊重された」という気持ちをもってセッションを終えることができる。
たとえば、だれかひとり、しつこくクレームをつけてくる人がいたとする。
音読療法で使うテキストが「気にいらない」「難しすぎる」「読みにくい」「字が小さすぎる」「嫌いな作家の文章だ」などといったことで、これは実際によくあることだ。
そういうとき、その人のことを適当にあしらって相手にしないようにするとどうなるだろうか。
その人もますます気分が悪くなるだろうし、その場にいる全員もその人のことが気になってセッションに集中できなくなるかもしれない。
そういうとき、共感的コミュニケーションをもちいて、その人がいったいなにを大切にしているからそのようなクレームをつけているのか、どういう価値観をもって感情を害しているのか、そのことをたずね、そこにつながっていくようにする。
その人にうまく共感できれば、その人は自分が大事にされた、尊重されたと感じることができるし、それを見ていたほかの参加者たちも、ひとりがきちんと尊重されるのを見て自分もまた尊重されているのだと思える。
進行役が全員の価値観を尊重していますよ、という態度をつらぬくことで、参加者全員に安心感がうまれ、また信頼も生まれることが多い。
そういう関係性のなかでは、ものごとの進行がいきいきとしたものになる。
もちろん、相手がひとりより、ふたり、ふたり以上大勢になればなるほど、共感的コミュニケーションの高いスキルが要求されることはいうまでもない。
(オーガナイザー・水城ゆう)
音読療法において共感的コミュニケーションは三つの柱のひとつとなっていて、非常に重要なスキルである。
コミュニケーション法をセラピースキルとして取りいれている民間療法はあまりなく、音読療法の大きな特徴のひとつとなっている。
音読療法協会は学校や老人ホーム、東北の被災地をふくむ地域の集まりなどで音読ワーク・音読ケア活動をおこなっている。
共感的コミュニケーションはこれらの活動のなかで重要な役割をはたしてきた。たとえばこれは最新の精神医学でいうところの「認知行動療法」にも通じるすぐれた方法でもある。
音読療法ではこれにさらにマインドフルネスのスキルを加えて、すぐれたセルフメンタルケアの方法を体系化している。
共感的コミュニケーションを音読療法の重要スキルと位置づけるにあたっては、つぎの二つのねらいがある。
ひとつめのねらいは、不安やいらいら、悲しみといった自分の感情を客観的に観察し、それらがどこからやってくるものなのかを認知することで、自然で自発的な行動をうながすための認知行動療法とほぼおなじプロセスを、共感的コミュニケーションで実践できる、というものだ。
後述するが、共感的コミュニケーションは、
一、事実
二、感情
三、価値
という客観的認知のプロセスを持っている。
このプロセスを実践することで、だれもが自分自身の価値観(大切にしていることや必要なこと、ニーズ)につながり、それを守ったり実現するための自発的な行動に移ることができる。
こころの病にかかりかけると、もやもやした無気力感にとじこめられ身体が動かなくなってしまうことがあるが、共感的コミュニケーションのプロセスをみずから実践することでそこから抜けだすことができる。
あるいは、音読療法士が共感的コミュニケーションをもちいてセッションすることで、クライアントが自分の感情を観察し、価値観に気づいていく手助けをすることもできる。
まずは音読療法士が共感的コミュニケーションを身につけ、自分自身のこころの健康を保つために使いこなせるようにすること。
つぎに、クライアントの認知を手助けできるようになること。
最後にクライアント自身も共感的コミュニケーションをもちいて自分のメンタルケアをおこなったり、まわりの人間との関係性を向上させることに役立てたりできるようになること。
この三つの段階を、認知行動療法としての共感的コミュニケーションの学びとしてかんがえておくとよい。
ふたつめのねらいは、ファシリテーション技術として共感的コミュニケーションを用いる方法だ。
共感的コミュニケーションは人と人の関係にある種の質を作りだす方法である。人はそれぞれ、立場やシチュエーションなどその時々で「自分が大切にしていること」を持っている。それが動機となって行動したり、感情が動いたりする。自分が大切にしていることと、相手が大切にしていることを同時に尊重することで、つながりの質を作る方法なのだ。
この方法は相手がひとりでも有効だが、相手が複数でも同様に用いることができる。
音読療法はグループセッションをおこなう機会が多いが、共感的コミュニケーションを用いるとセッションを円滑に進めることができるし、またクライアントたちが「自分が尊重された」という気持ちをもってセッションを終えることができる。
たとえば、だれかひとり、しつこくクレームをつけてくる人がいたとする。
音読療法で使うテキストが「気にいらない」「難しすぎる」「読みにくい」「字が小さすぎる」「嫌いな作家の文章だ」などといったことで、これは実際によくあることだ。
そういうとき、その人のことを適当にあしらって相手にしないようにするとどうなるだろうか。
その人もますます気分が悪くなるだろうし、その場にいる全員もその人のことが気になってセッションに集中できなくなるかもしれない。
そういうとき、共感的コミュニケーションをもちいて、その人がいったいなにを大切にしているからそのようなクレームをつけているのか、どういう価値観をもって感情を害しているのか、そのことをたずね、そこにつながっていくようにする。
その人にうまく共感できれば、その人は自分が大事にされた、尊重されたと感じることができるし、それを見ていたほかの参加者たちも、ひとりがきちんと尊重されるのを見て自分もまた尊重されているのだと思える。
進行役が全員の価値観を尊重していますよ、という態度をつらぬくことで、参加者全員に安心感がうまれ、また信頼も生まれることが多い。
そういう関係性のなかでは、ものごとの進行がいきいきとしたものになる。
もちろん、相手がひとりより、ふたり、ふたり以上大勢になればなるほど、共感的コミュニケーションの高いスキルが要求されることはいうまでもない。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年3月29日金曜日
音読療法のポテンシャル(もっともっとお役に立つはず)
photo credit: ccarlstead via photopincc
2級ボイスセラピスト講座を受講して資格取得した方から、こんな話を聞いた。
長女の出産後の里帰り、次女の就職と引越し、夫の単身赴任からの帰任などが重なって、多忙を極めているとのこと。
こんなとき、貴重な睡眠時間を一分でも多くとるために、寝る前に音読療法の呼吸法を使うことで入眠がスムーズなり、たすかっているとのこと。
そういう具体的な話を聞くと、私もうれしく思う。
音読療法が作る落ち着いた身体、ストレス耐性が強く集中力のあるメンタル、免疫力を高めるエチュードなど、私自身も日常で非常に役立っているのだが、もっとお役に立てることができるはずだと思っている。
受験生にどうだろうと思って、知り合いの予備校の関係者に相談してみたところ、大変興味を示してくれた。
試験本番であがらないようにしたり、集中力を高めたりできる。
また、長い受験勉強期間にも体調を整えたり、ストレスに対処できるスキルを身につけたり、免疫力の高い身体をつくったりして、しっかりと勉強できるようにすることの役に立つと思う。
また、受験生を持つ親のための音読療法プログラムもありえるだろう。
前からいってたことだが、ストレスフルでハードな職場でも音読療法は役に立つだろう。
新入社員のうつ病予防や、管理職のストレス対策、職場の人間関係、健康維持にも効果を発揮できるのではないかと思っている。
これらのことはこれまで多く開催してきたさまざまな場所での音読ケアの実感や結果をもとにしていえることである。
こういったさまざまなプログラムが実際に動きはじめたら、もちろん私ひとりでは対応は無理だし、いまいる音読療法士にも手があまることになっていくと予想できる。
なのでできるだけ早期に講師育成プログラムを立ちあげたいと思っているのだが、現時点でなかなか受講者が集まらず、停滞している。
興味がある方はまずは気軽にご相談ください。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2級ボイスセラピスト講座を受講して資格取得した方から、こんな話を聞いた。
長女の出産後の里帰り、次女の就職と引越し、夫の単身赴任からの帰任などが重なって、多忙を極めているとのこと。
こんなとき、貴重な睡眠時間を一分でも多くとるために、寝る前に音読療法の呼吸法を使うことで入眠がスムーズなり、たすかっているとのこと。
そういう具体的な話を聞くと、私もうれしく思う。
音読療法が作る落ち着いた身体、ストレス耐性が強く集中力のあるメンタル、免疫力を高めるエチュードなど、私自身も日常で非常に役立っているのだが、もっとお役に立てることができるはずだと思っている。
受験生にどうだろうと思って、知り合いの予備校の関係者に相談してみたところ、大変興味を示してくれた。
試験本番であがらないようにしたり、集中力を高めたりできる。
また、長い受験勉強期間にも体調を整えたり、ストレスに対処できるスキルを身につけたり、免疫力の高い身体をつくったりして、しっかりと勉強できるようにすることの役に立つと思う。
また、受験生を持つ親のための音読療法プログラムもありえるだろう。
前からいってたことだが、ストレスフルでハードな職場でも音読療法は役に立つだろう。
新入社員のうつ病予防や、管理職のストレス対策、職場の人間関係、健康維持にも効果を発揮できるのではないかと思っている。
これらのことはこれまで多く開催してきたさまざまな場所での音読ケアの実感や結果をもとにしていえることである。
こういったさまざまなプログラムが実際に動きはじめたら、もちろん私ひとりでは対応は無理だし、いまいる音読療法士にも手があまることになっていくと予想できる。
なのでできるだけ早期に講師育成プログラムを立ちあげたいと思っているのだが、現時点でなかなか受講者が集まらず、停滞している。
興味がある方はまずは気軽にご相談ください。
(オーガナイザー・水城ゆう)
ママカフェ第一期終了、音読療法新企画
昨日は朝からママカフェこと「お母さんのための音読カフェ」の、助成金をいただいて開催してきた今期の最終回だった。子育て中のお母さんが、子どもや夫のために毎日をすごしているばかりではなく、ときには自分自身をきちんとケアしてあげよう、その方法を身につけてもらおう、という目的で、ボイスセラピストの藤沢さんが中心になり、藤沢さんが運営しているグループの主催という形で助成金を申請し、開催してきた。
告知や準備が大変で、参加者を集めるのにだいぶ苦労されたようだが、得るものも多く、私も音読療法の有効性をあらためて確認できてありがたかった。
藤沢さんがリードした今期は終了したが、ママカフェは交代しながらつづけていこうという話になっていて、次期の開催についてまたあらためてアナウンスできるときが来ると思う。
そして音読療法については、もっとさまざまなニーズが掘り起こせるはずと感じていて、あたらしい企画を始動させる予定だ。
たとえば「受験生のための音読療法」といった企画ね。
ほかにこういう企画をやってほしい、というものがあれば、気楽にご相談ください。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年3月6日水曜日
ま、まさか! 花粉症がなおった?
自分でもちょっと信じられないのだが、今年はなんだか花粉症の症状がまったく出ないか、出てもすごくかるいのだ。
私が重度の花粉症であることは、身近な知り合いならみんな知っている。
30代の前半に発症して、以来20年にわたって苦しみつづけてきた。
アレルゲン検査も受けたことがあって、複数の種類の花粉、枯葉、ハウスダストでアレルギー症状が出ることがわかっていた。
市販薬をふくめいろいろな薬をためしてみたが、最近はアレグラという種類を医者で処方してもらっていた。
市販薬はとくに眠気が出たり、喉がやたらと乾いたりと、身体に合わなかった。
マスクも面倒だし、目もしょぼしょぼする。
一時は点鼻薬も使っていたが、これは習慣化しやすい。
使いすぎると慢性的な副鼻腔炎になりやすいということで、いまは使っていない。
そんなわけで、アレグラはかろうじて私の体質に合うようだった。
1か月分をまとめてもらうのだが、気がついたらここ数か月、ずっともらわずにすんでいる。
今年は去年より花粉の飛散量が多いという。
今日のように天気のいい日は、例年だったら悲惨なことになっていたはずだ。
ところがなんともない。
これはいったいどうしたわけだろう。
花粉症がなおった、という人をひとりかふたり、知っている。
しかし、そんな例はあまりに少ないので、なにかの偶然か、気のせいだろうと思っていた。
が、自分にそれが起こるとは。
なおった原因がわからない。
とにかく、侵入物にたいする過剰なアレルギー反応が正常にもどりつつあることはたしかなように思える。
ここ1、2年でなにか変えた習慣があるだろうか、とかんがえてみる。
ご飯に玄米を混ぜるようになったのは5、6年前のことだから、それが原因とは思えないが、ここ2年ばかりはおなじ玄米でも無農薬のものを実家から送ってもらっている。
それがいいのだろうか。
ここ1、2年といえば、私のなかでもっとも大きいのが、音読療法だ。
この呼吸法は私もみんなにレクチャーしているが、自律神経をととのえ、免疫力を高めることに役立つ。
高めるばかりでなく、正常にする効果も期待できそうだ。
ひょっとして呼吸法が花粉症の症状を和らげてくれたのだろうか。
もうひとつは、羽根木の家という古民家の一角に下宿していた生活から、古いけれど独立した木造アパートの部屋に引っ越したことだ。
ハウスダストの環境が変わったのかもしれない。
これらの原因のどれか、あるいは全部が影響して、症状が激減したのかもしれない。
花粉症に苦しんでいる人がいたら、これらを試してみることをおすすめする。
試してみる価値はあると思う。
あんなに苦しんでいた私がこんなに楽になったのだから。
(オーガナイザー・水城ゆう)
私が重度の花粉症であることは、身近な知り合いならみんな知っている。
30代の前半に発症して、以来20年にわたって苦しみつづけてきた。
アレルゲン検査も受けたことがあって、複数の種類の花粉、枯葉、ハウスダストでアレルギー症状が出ることがわかっていた。
市販薬をふくめいろいろな薬をためしてみたが、最近はアレグラという種類を医者で処方してもらっていた。
市販薬はとくに眠気が出たり、喉がやたらと乾いたりと、身体に合わなかった。
マスクも面倒だし、目もしょぼしょぼする。
一時は点鼻薬も使っていたが、これは習慣化しやすい。
使いすぎると慢性的な副鼻腔炎になりやすいということで、いまは使っていない。
そんなわけで、アレグラはかろうじて私の体質に合うようだった。
1か月分をまとめてもらうのだが、気がついたらここ数か月、ずっともらわずにすんでいる。
今年は去年より花粉の飛散量が多いという。
今日のように天気のいい日は、例年だったら悲惨なことになっていたはずだ。
ところがなんともない。
これはいったいどうしたわけだろう。
花粉症がなおった、という人をひとりかふたり、知っている。
しかし、そんな例はあまりに少ないので、なにかの偶然か、気のせいだろうと思っていた。
が、自分にそれが起こるとは。
なおった原因がわからない。
とにかく、侵入物にたいする過剰なアレルギー反応が正常にもどりつつあることはたしかなように思える。
ここ1、2年でなにか変えた習慣があるだろうか、とかんがえてみる。
ご飯に玄米を混ぜるようになったのは5、6年前のことだから、それが原因とは思えないが、ここ2年ばかりはおなじ玄米でも無農薬のものを実家から送ってもらっている。
それがいいのだろうか。
ここ1、2年といえば、私のなかでもっとも大きいのが、音読療法だ。
この呼吸法は私もみんなにレクチャーしているが、自律神経をととのえ、免疫力を高めることに役立つ。
高めるばかりでなく、正常にする効果も期待できそうだ。
ひょっとして呼吸法が花粉症の症状を和らげてくれたのだろうか。
もうひとつは、羽根木の家という古民家の一角に下宿していた生活から、古いけれど独立した木造アパートの部屋に引っ越したことだ。
ハウスダストの環境が変わったのかもしれない。
これらの原因のどれか、あるいは全部が影響して、症状が激減したのかもしれない。
花粉症に苦しんでいる人がいたら、これらを試してみることをおすすめする。
試してみる価値はあると思う。
あんなに苦しんでいた私がこんなに楽になったのだから。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年3月5日火曜日
音読療法でおこなうハミング発声の効用
発声と音読、つまり声を出すことによって、呼吸法とおなじ効果をえられることに加えて、さらにべつの効果を期待できる。
声を出すためには、呼吸によって声帯を振動させる。声帯は気道の途中にある器官で、声門という筋膜の開閉構造が開いたり閉じたりすることで、発声をコントロールする。声門を閉じれば、そこを空気が押し通ろうととして声帯が振動し、声が出る。声門をあければ、振動はなくなり、そこをただ空気が通るだけとなる。
音読療法ではハミングという発声法を用いる。これは口を閉じたまま鼻から声を出す方法で、大きな声を出す必要はない。声帯の振動を鼻腔から鼻口へと抜けさせる。
ゆっくりとハミング発声をおこなうことは、ゆっくりと息を吐きつづけるのとおなじ呼吸法でもあり、ハミング発声そのものが呼吸法になっているともいえる。
ほかに、ハミング発声は声帯から生まれた振動が骨格や体腔構造をたどって身体のさまざまな部位に伝わっていく。胸や腹、頭にも伝わっている声帯の振動を、実際に手をあてて自分でたしかめることで、自分の声を確認し、さらには自分の身体にたいする意識も持つことができる。
自分の身体全体が「いまここ」に存在していることの認識をみずから持つことは、こころの安定のために大変効果的である。自分の身体の声帯から伝わってくる振動を確認することで、身体にたいする意識をしっかりと持ってもらう効果が期待できる。
また、声を出すことは、意識を自分の内側から外側へと向けるきっかけにもなり、内にこもりがちな思考を外部環境や他人に向けることにも役立つ。感覚を外側に開くのは、こころの健康のために大変有効なことである。いきなり声を出すことに抵抗がある人でも、ゆるやかで静かなハミング発声なら抵抗なく声を出しはじめられる。
(オーガナイザー・水城ゆう)
声を出すためには、呼吸によって声帯を振動させる。声帯は気道の途中にある器官で、声門という筋膜の開閉構造が開いたり閉じたりすることで、発声をコントロールする。声門を閉じれば、そこを空気が押し通ろうととして声帯が振動し、声が出る。声門をあければ、振動はなくなり、そこをただ空気が通るだけとなる。
音読療法ではハミングという発声法を用いる。これは口を閉じたまま鼻から声を出す方法で、大きな声を出す必要はない。声帯の振動を鼻腔から鼻口へと抜けさせる。
ゆっくりとハミング発声をおこなうことは、ゆっくりと息を吐きつづけるのとおなじ呼吸法でもあり、ハミング発声そのものが呼吸法になっているともいえる。
ほかに、ハミング発声は声帯から生まれた振動が骨格や体腔構造をたどって身体のさまざまな部位に伝わっていく。胸や腹、頭にも伝わっている声帯の振動を、実際に手をあてて自分でたしかめることで、自分の声を確認し、さらには自分の身体にたいする意識も持つことができる。
自分の身体全体が「いまここ」に存在していることの認識をみずから持つことは、こころの安定のために大変効果的である。自分の身体の声帯から伝わってくる振動を確認することで、身体にたいする意識をしっかりと持ってもらう効果が期待できる。
また、声を出すことは、意識を自分の内側から外側へと向けるきっかけにもなり、内にこもりがちな思考を外部環境や他人に向けることにも役立つ。感覚を外側に開くのは、こころの健康のために大変有効なことである。いきなり声を出すことに抵抗がある人でも、ゆるやかで静かなハミング発声なら抵抗なく声を出しはじめられる。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年3月3日日曜日
呼吸法の心理的作用
呼吸法をおこなうとき、音読療法士がこころがけるのは、クライアントがそのことに集中できるように気を配ることだ。
呼吸に集中してもらう。気道を通って口や鼻を出入りする呼気、吸気をしっかりと観察してもらう。胸や腹がふくらんだりへこんだり、肩があがったりさがったりすることに注意を向けてもらう。自分の呼吸によって起こる空気や身体の動き、音などに集中し、そのほかのことをかんがえないようにする。
実際、呼吸法をやってもらったあとで、
「いまなにをかんがえていましたか?」
と質問すると、たいていの人からは、
「呼吸意外のことはなにもかんがえなかった」
という答えが返ってくる。そのとき、呼吸法はうまくいっているとかんがえられる。なぜなら、呼吸法の目的のもうひとつが「いまここにある自分の身体、ありように集中すること」だからだ。「マインドフルネス」ともいう。
人がなんとなく不安を感じたり、不機嫌な状態が持続する原因は、いまここにないことをあれこれかんがえてしまうことにある。たとえば、いまここではないどこか別のところにいる家族や友人のことをあれこれ心配してしまう。病気になってないだろうか、事故にあってないだろうか、勉強はちゃんとやってるだろうか、人間関係でなやんでないだろうか。いまここで思いなやんでもしかたのないことを、つい思いなやんでしまう。
あるいは、まだ起こってもいないことを想像して、重苦しい気分になってしまう。地震が起こったらどうしよう。友だちとけんかしたらどうしよう。親が死んだらどうしよう。ガンにかかったらどうしよう。仕事をくびになったらどうしよう。それはまだ起こってもいないことなので、いまここで思いなやんでもしかたがないのだが、ついついあれこれわるいことを想像してしまう。
逆に過去に起こったことをいつまでもくよくよと思いなやんでしまう。友だちと喧嘩した、仕事で失敗した、地震で怖い思いをした、だれかから悪口をいわれた、ギャンブルでお金をすってしまった。これらのこともすでに過ぎ去ってしまったことであり、いまここでくよくよとかんがえてもどうしようもないことだ。しかし、気がついたら思い返してしまっていて、いつまでもそのことばかりかんがえてしまう。
そういった思考癖が私たちの身についてしまっている。これはやむをえない面がある。なぜなら、私たち人間は、他の動物とちがって大脳皮質を飛躍的に発達させた生き物だからだ。大脳皮質を発達させたことによって言語活動や論理思考や情報記憶ができるようになり、大勢の人とコミュニケーションをはかったり、文明社会を築き発展させてきた事実がある一方、その大脳皮質を発達させたことでいろいろ悪いことも起こる。そのひとつが、上記のような想像力や記憶力による思考の働きだ。
このような思考の働きは人の心に不調を生じさせ、結果的に身体運用能力にも影響をあたえる。この思考からのがれられなくなると、うつにおちいったり、不安神経症になることもある。
いまここにはないことをくりかえし思い出したり、かんがえつづけてしまうことを「反芻思考」と呼ぶ。いったん反芻思考がはじまると、なかなかそこから抜け出せなくなる。活発に活動していてほかのことをかんがえなければならなくなったり、目の前のことをすぐにやる必要がある場合は、簡単に反芻思考から抜けだすことができるが、ひとりでいるときや眠りにつく前など、反芻思考におちいってなかなか抜け出せなくなることがある。
自分が反芻思考におちいっていることに気づけば「いかん、いかん」とほかのことに気を向けたり、べつのことをかんがえようとするのだが、それがまた別の反芻思考を引きおこしたり、ふたたび元の反芻思考に立ち戻っていったりすることが多い。そんな経験はだれにでもあることだろう。
こころの病や心身の不調の原因となるこの反芻思考を断ち切るもっとも簡単で確実な方法が、呼吸法なのである。手順どおりに呼吸法をおこない、自分の呼吸に集中する。自分自身の「いまここ」に意識をむけることで、反芻思考を簡単に断ち切ることができる。反芻思考におちいりそうになったらすぐに呼吸法をやり、「いまここ」に立ちもどるスキルと習慣を身につけることで、もやもやした不安や不機嫌な状態から開放されていくだろう。
呼吸法を入口とする「いまここ」の意識、マインドフルネスの意識は、なにより有効なこころの病の予防である。
(オーガナイザー・水城ゆう)
呼吸に集中してもらう。気道を通って口や鼻を出入りする呼気、吸気をしっかりと観察してもらう。胸や腹がふくらんだりへこんだり、肩があがったりさがったりすることに注意を向けてもらう。自分の呼吸によって起こる空気や身体の動き、音などに集中し、そのほかのことをかんがえないようにする。
実際、呼吸法をやってもらったあとで、
「いまなにをかんがえていましたか?」
と質問すると、たいていの人からは、
「呼吸意外のことはなにもかんがえなかった」
という答えが返ってくる。そのとき、呼吸法はうまくいっているとかんがえられる。なぜなら、呼吸法の目的のもうひとつが「いまここにある自分の身体、ありように集中すること」だからだ。「マインドフルネス」ともいう。
人がなんとなく不安を感じたり、不機嫌な状態が持続する原因は、いまここにないことをあれこれかんがえてしまうことにある。たとえば、いまここではないどこか別のところにいる家族や友人のことをあれこれ心配してしまう。病気になってないだろうか、事故にあってないだろうか、勉強はちゃんとやってるだろうか、人間関係でなやんでないだろうか。いまここで思いなやんでもしかたのないことを、つい思いなやんでしまう。
あるいは、まだ起こってもいないことを想像して、重苦しい気分になってしまう。地震が起こったらどうしよう。友だちとけんかしたらどうしよう。親が死んだらどうしよう。ガンにかかったらどうしよう。仕事をくびになったらどうしよう。それはまだ起こってもいないことなので、いまここで思いなやんでもしかたがないのだが、ついついあれこれわるいことを想像してしまう。
逆に過去に起こったことをいつまでもくよくよと思いなやんでしまう。友だちと喧嘩した、仕事で失敗した、地震で怖い思いをした、だれかから悪口をいわれた、ギャンブルでお金をすってしまった。これらのこともすでに過ぎ去ってしまったことであり、いまここでくよくよとかんがえてもどうしようもないことだ。しかし、気がついたら思い返してしまっていて、いつまでもそのことばかりかんがえてしまう。
そういった思考癖が私たちの身についてしまっている。これはやむをえない面がある。なぜなら、私たち人間は、他の動物とちがって大脳皮質を飛躍的に発達させた生き物だからだ。大脳皮質を発達させたことによって言語活動や論理思考や情報記憶ができるようになり、大勢の人とコミュニケーションをはかったり、文明社会を築き発展させてきた事実がある一方、その大脳皮質を発達させたことでいろいろ悪いことも起こる。そのひとつが、上記のような想像力や記憶力による思考の働きだ。
このような思考の働きは人の心に不調を生じさせ、結果的に身体運用能力にも影響をあたえる。この思考からのがれられなくなると、うつにおちいったり、不安神経症になることもある。
いまここにはないことをくりかえし思い出したり、かんがえつづけてしまうことを「反芻思考」と呼ぶ。いったん反芻思考がはじまると、なかなかそこから抜け出せなくなる。活発に活動していてほかのことをかんがえなければならなくなったり、目の前のことをすぐにやる必要がある場合は、簡単に反芻思考から抜けだすことができるが、ひとりでいるときや眠りにつく前など、反芻思考におちいってなかなか抜け出せなくなることがある。
自分が反芻思考におちいっていることに気づけば「いかん、いかん」とほかのことに気を向けたり、べつのことをかんがえようとするのだが、それがまた別の反芻思考を引きおこしたり、ふたたび元の反芻思考に立ち戻っていったりすることが多い。そんな経験はだれにでもあることだろう。
こころの病や心身の不調の原因となるこの反芻思考を断ち切るもっとも簡単で確実な方法が、呼吸法なのである。手順どおりに呼吸法をおこない、自分の呼吸に集中する。自分自身の「いまここ」に意識をむけることで、反芻思考を簡単に断ち切ることができる。反芻思考におちいりそうになったらすぐに呼吸法をやり、「いまここ」に立ちもどるスキルと習慣を身につけることで、もやもやした不安や不機嫌な状態から開放されていくだろう。
呼吸法を入口とする「いまここ」の意識、マインドフルネスの意識は、なにより有効なこころの病の予防である。
(オーガナイザー・水城ゆう)
呼吸法の生理的作用
音読療法の呼吸法にはさまざまな効果が期待できる。
呼吸という身体運動には、たくさんの骨格と筋肉、神経が連動的に関わっている。
呼吸は肺の体積が縮小したり増大することによって酸素を取りこみ、二酸化炭素を排出するのだが(ガス交換の働き)、肺そのものは筋肉ではなく、みずから収縮・膨張できないいわばたんなる袋である。その袋状の肺を取り囲んでいる胸郭と横隔膜が動くことで、呼吸がおこなわれる。呼吸には筋肉の運動がともなっており、さまざまな筋肉(呼吸筋群)が連動的に収縮したり弛緩したりする。通常、これらの運動はほぼ無意識におこなわれているのだが、これを意識的におこなうことで一種の筋肉トレーニングの効果を生んだり、身体全体の血行を改善したり、健康法としての効果が期待できるようになる。
また、呼吸法によって不随意神経系である自律神経に意識的にアクセスし、自律神経がつかさどっているさまざまな生理現象を調整することに役立てることができる。
呼吸は「吸う」ことと「吐く」ことがあるが(ヨガや瞑想法では「止める」もある)、それぞれ使う筋肉が異なっている。
吸う呼吸では、横隔膜、外肋間筋、胸鎖乳突筋、斜角筋群などのほか、大胸筋、小胸筋、広背筋、僧帽筋、菱形筋なども連動して働いている。
吐く呼吸では、内肋間筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋などのほか、腹直筋、骨盤底筋群なども連動して働いている。
このように多くの筋肉群が連動して働いていることを意識しながら呼吸をおこなうことで、これらの筋肉を鍛えたり整えたりして心身のリフレッシュおよび健康促進をはかることができる。
呼吸法がおよぼす神経作用については古くからよく知られている。
気持ちが落ち着かないときに深呼吸をするとなんとなく落ち着くのはだれもが経験のあることだろう。座禅や瞑想、ヨガ、古武術などにおいても呼吸はとくに重視されている。古来からさまざまな呼吸法が考案され、経験的にその効果が認められているが、音読療法ではさまざまな呼吸法のエッセンスを抜きだし、だれでも利用できるように整備してある。いわば「いいとこ取り」の呼吸法である。
呼吸がおよぼす神経作用のなかでもっとも注目されているのが、自律神経におよぼす働きだろう。
自律神経は不随意神経系と呼ばれていることからわかるように、自分で意図的に操作できない神経系である。たとえば自律神経がつかさどっている体温調節や心臓脈拍の変動などは、通常、意図的におこなうことはできない。「体温をあげろ」とか「心拍数をさげろ」などと自分の身体にお願いしても、普通はそのとおりならない。
自律神経は生命維持やさまざまな体調の調整をつかさどっている重要な神経系だが、これがなんらかの理由で不調をきたすといろいろな不都合が生じる。自律神経が不調をきたすと、睡眠障害、動悸、息切れ、便秘、下痢など、神経系、循環器系、消化器系、免疫系などの不調につながる。
自律神経は「活動・消耗」の神経である交感神経と「休息・回復」の神経である副交感神経が対になっているが、現代人は交感神経ばかり昂進させる生活をしいられていることが多く、それが原因で自律神経に失調をきたしている人が多くなっている。ひどい場合には自律神経失調症という病状におちいる。これを正常にもどすためには副交感神経もしっかりと働かせるようにこころがける必要がある。
しかし、これらは不随意神経系であり、自分の意志では、直接、自在にコントロールできない。そこで、呼吸法が役に立つことになる。呼吸法は、不随意神経系である自律神経にアクセスする唯一の方法なのだ。
通常、交感神経が昂進しているときには(活動・消耗期の状態)、呼吸は比較的浅く速い状態になっている。副交感神経が昂進しているときには(休息・回復期の状態)、呼吸は比較的深くゆっくりした状態になっている。このことを逆に利用し、呼吸を意識的に深くゆっくりすることで、副交感神経の昂進をうながすのだ。このメカニズムについては、経験的にも実験的にもすでに実証されていて、臨床の場でも多く利用されるようになってきている。
このように、呼吸法はだれでもできる非常に簡単な健康法といってもいいだろう。そのことを理解した上で、音読療法士は呼吸法をおこなうようにする。
(オーガナイザー・水城ゆう)
呼吸という身体運動には、たくさんの骨格と筋肉、神経が連動的に関わっている。
呼吸は肺の体積が縮小したり増大することによって酸素を取りこみ、二酸化炭素を排出するのだが(ガス交換の働き)、肺そのものは筋肉ではなく、みずから収縮・膨張できないいわばたんなる袋である。その袋状の肺を取り囲んでいる胸郭と横隔膜が動くことで、呼吸がおこなわれる。呼吸には筋肉の運動がともなっており、さまざまな筋肉(呼吸筋群)が連動的に収縮したり弛緩したりする。通常、これらの運動はほぼ無意識におこなわれているのだが、これを意識的におこなうことで一種の筋肉トレーニングの効果を生んだり、身体全体の血行を改善したり、健康法としての効果が期待できるようになる。
また、呼吸法によって不随意神経系である自律神経に意識的にアクセスし、自律神経がつかさどっているさまざまな生理現象を調整することに役立てることができる。
呼吸は「吸う」ことと「吐く」ことがあるが(ヨガや瞑想法では「止める」もある)、それぞれ使う筋肉が異なっている。
吸う呼吸では、横隔膜、外肋間筋、胸鎖乳突筋、斜角筋群などのほか、大胸筋、小胸筋、広背筋、僧帽筋、菱形筋なども連動して働いている。
吐く呼吸では、内肋間筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋などのほか、腹直筋、骨盤底筋群なども連動して働いている。
このように多くの筋肉群が連動して働いていることを意識しながら呼吸をおこなうことで、これらの筋肉を鍛えたり整えたりして心身のリフレッシュおよび健康促進をはかることができる。
呼吸法がおよぼす神経作用については古くからよく知られている。
気持ちが落ち着かないときに深呼吸をするとなんとなく落ち着くのはだれもが経験のあることだろう。座禅や瞑想、ヨガ、古武術などにおいても呼吸はとくに重視されている。古来からさまざまな呼吸法が考案され、経験的にその効果が認められているが、音読療法ではさまざまな呼吸法のエッセンスを抜きだし、だれでも利用できるように整備してある。いわば「いいとこ取り」の呼吸法である。
呼吸がおよぼす神経作用のなかでもっとも注目されているのが、自律神経におよぼす働きだろう。
自律神経は不随意神経系と呼ばれていることからわかるように、自分で意図的に操作できない神経系である。たとえば自律神経がつかさどっている体温調節や心臓脈拍の変動などは、通常、意図的におこなうことはできない。「体温をあげろ」とか「心拍数をさげろ」などと自分の身体にお願いしても、普通はそのとおりならない。
自律神経は生命維持やさまざまな体調の調整をつかさどっている重要な神経系だが、これがなんらかの理由で不調をきたすといろいろな不都合が生じる。自律神経が不調をきたすと、睡眠障害、動悸、息切れ、便秘、下痢など、神経系、循環器系、消化器系、免疫系などの不調につながる。
自律神経は「活動・消耗」の神経である交感神経と「休息・回復」の神経である副交感神経が対になっているが、現代人は交感神経ばかり昂進させる生活をしいられていることが多く、それが原因で自律神経に失調をきたしている人が多くなっている。ひどい場合には自律神経失調症という病状におちいる。これを正常にもどすためには副交感神経もしっかりと働かせるようにこころがける必要がある。
しかし、これらは不随意神経系であり、自分の意志では、直接、自在にコントロールできない。そこで、呼吸法が役に立つことになる。呼吸法は、不随意神経系である自律神経にアクセスする唯一の方法なのだ。
通常、交感神経が昂進しているときには(活動・消耗期の状態)、呼吸は比較的浅く速い状態になっている。副交感神経が昂進しているときには(休息・回復期の状態)、呼吸は比較的深くゆっくりした状態になっている。このことを逆に利用し、呼吸を意識的に深くゆっくりすることで、副交感神経の昂進をうながすのだ。このメカニズムについては、経験的にも実験的にもすでに実証されていて、臨床の場でも多く利用されるようになってきている。
このように、呼吸法はだれでもできる非常に簡単な健康法といってもいいだろう。そのことを理解した上で、音読療法士は呼吸法をおこなうようにする。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年3月2日土曜日
音読療法の正当性を担保するもの
音読療法ではその正当性を重視している。
さまざまある民間療法や○○セラピーと称するもののなかには、その正当性を疑うものも多々あることは衆知の事実だろう。なかには金銭目当ての詐欺まがいのものもある。
音読療法においてその正当性を担保するために、以下の三つの要件を重視している。
(1) 客観性
(2) 論理性
(3) 実証性
「客観性」はその事象が主観的ではなく、客観的であること。たとえばある音読エチュードをおこなったとき、それがもたらす効果や変化についてだれかが主観的に思ったり感じたりするだけでなく、ほかの者がそれを観察して効果や変化について確認できるようなことをいう。
「論理性」はその事象について客観的に説明や証明が可能であり、それが論理的であってだれにでも理解できること。
「実証性」はできれば科学的・学術的に実証できることがのぞましいが、現時点において現代科学で必ずしも証明されていない事象でも、長い歴史や経験のなかで観察され現象面で確からしいことが確認されているものも、音読療法では取りいれることがある。たとえば瞑想や古武道、ヨガなどでつちかわれてきた呼吸法など。もっとも、呼吸法のもたらす効果については、最新の医学や検査装置の発展によって徐々に明らかになりつつある。
以上の要件を重視しながら、できるかぎり正当な体系を築いているのが音読療法である。
(オーガナイザー・水城ゆう)
さまざまある民間療法や○○セラピーと称するもののなかには、その正当性を疑うものも多々あることは衆知の事実だろう。なかには金銭目当ての詐欺まがいのものもある。
音読療法においてその正当性を担保するために、以下の三つの要件を重視している。
(1) 客観性
(2) 論理性
(3) 実証性
「客観性」はその事象が主観的ではなく、客観的であること。たとえばある音読エチュードをおこなったとき、それがもたらす効果や変化についてだれかが主観的に思ったり感じたりするだけでなく、ほかの者がそれを観察して効果や変化について確認できるようなことをいう。
「論理性」はその事象について客観的に説明や証明が可能であり、それが論理的であってだれにでも理解できること。
「実証性」はできれば科学的・学術的に実証できることがのぞましいが、現時点において現代科学で必ずしも証明されていない事象でも、長い歴史や経験のなかで観察され現象面で確からしいことが確認されているものも、音読療法では取りいれることがある。たとえば瞑想や古武道、ヨガなどでつちかわれてきた呼吸法など。もっとも、呼吸法のもたらす効果については、最新の医学や検査装置の発展によって徐々に明らかになりつつある。
以上の要件を重視しながら、できるかぎり正当な体系を築いているのが音読療法である。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年2月24日日曜日
今日は2月の2級ボイスセラピスト講座でした
今日は2級ボイスセラピスト講座の一日。
何年か前にげろきょ公演にダンスで参加してくれた岡田さんが来てくれた。
全然変わっていなくてびっくりしつつ、うれしかった。
NVC仲間のくろりこさん、ゼミ生の徳永さん、ほか再受講の玻瑠さん、植森さんらも参加。
午前中は音読療法の概要、位置づけ、基本的な内容、心理学的な基礎知識の講義、そして実際の呼吸法、発声・音読の実践。
昼休憩にみんなで近所のパン屋に行き、パンを買ってきて羽根木の家で食べる。
午後はまず、ふたり一組になっての実践確認。
呼吸法と発声、それから音読エチュードもやる。
今日は唱歌「春の小川」の歌詞を使ってのいろいろな音読エチュード。
そのあと、共感的コミュニケーションの勉強。
音読療法の柱のひとつでもあり、特徴的である共感的コミュニケーションは、やはり初めて接する人にはインパクトが大きいようだ。
また、すでに何度か受けている人も、繰り返して学ぶことで深めることができるし、また日々練習して深めていく必要がある。
2級ボイスセラピスト資格を取得した人は何度でもおなじ講座を無償で受けられるので、繰り返し学んだり、知識と経験を更新してもらいたいと思っている。
来月の2級ボイスセラピスト講座は3月24日(日)に開催します。
詳細はこちら。
(オーガナイザー・水城ゆう)
何年か前にげろきょ公演にダンスで参加してくれた岡田さんが来てくれた。
全然変わっていなくてびっくりしつつ、うれしかった。
NVC仲間のくろりこさん、ゼミ生の徳永さん、ほか再受講の玻瑠さん、植森さんらも参加。
午前中は音読療法の概要、位置づけ、基本的な内容、心理学的な基礎知識の講義、そして実際の呼吸法、発声・音読の実践。
昼休憩にみんなで近所のパン屋に行き、パンを買ってきて羽根木の家で食べる。
午後はまず、ふたり一組になっての実践確認。
呼吸法と発声、それから音読エチュードもやる。
今日は唱歌「春の小川」の歌詞を使ってのいろいろな音読エチュード。
そのあと、共感的コミュニケーションの勉強。
音読療法の柱のひとつでもあり、特徴的である共感的コミュニケーションは、やはり初めて接する人にはインパクトが大きいようだ。
また、すでに何度か受けている人も、繰り返して学ぶことで深めることができるし、また日々練習して深めていく必要がある。
2級ボイスセラピスト資格を取得した人は何度でもおなじ講座を無償で受けられるので、繰り返し学んだり、知識と経験を更新してもらいたいと思っている。
来月の2級ボイスセラピスト講座は3月24日(日)に開催します。
詳細はこちら。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年2月18日月曜日
個人セッションと音読療法士(マスター)
photo credit: Marc Wathieu via photopincc
昨日は音読療法の個人セッションがあった。
個人セッションにはさまざまなニーズを持っている人が来る。
なにか問題を抱えている人、たんに音読療法に興味があるだけという人、健康法を身につけたい人、このようなセッションやセミナーに出ることがなかば趣味のようになっている人。
昨日の人も自己啓発系のセミナーおたくなんです、と自分のことを称していて、さまざまなセミナーやワークショップに参加しているらしい。
そのなかでもとくにNVC(非暴力コミュニケーション)のワークショップが気にいったとのことで、そこからのつながりで音読療法にも来てくれたとのことだった。
そして個人セッションが終わってからもとても喜んでくれて、『音読・群読エチュード』の本をさっそく買いもとめてくれたほか、また受けたいともおっしゃった。
音読療法のセッションでどんなことをやっているのかと時々尋ねられるので、少しだけ内容を紹介しておく。
初めてセッションを受ける方は、まず最初の20分を「お試し」として受けていただく。
20分たってさらにつづけたいかどうかをご本人に判断してもらう。
20分でもう充分、という方はそこで終了となるが、料金は発生しない。
つづけたい方はさらに30分、全体で50分のセッションを受けていただく。
音読療法のセッションは50分で1セットとなっている。
昨日の方はまず私がお話を聞かせていただき(共感的コミュニケーションを用いる)、ご本人の感じている問題点やニーズに気づいてもらった。
その後、音読療法について簡単に説明し、20分が経過したのでつづけたいかどうかをお聞きしたところ、つづけたいという希望だったので、音読療法士の野々宮に交代して身体のありようや呼吸法をおこなった
ご家族とのコミュニケーションの問題、それから自分が尊重されたり存在を認められたいというニーズが強まるあまり、身体が緊張したり、声が不必要に大きくなったり、呼吸が浅くなったり、という問題を自覚されていたので、それにそって脱力法や呼吸法をおこなった。
とくに吐く呼吸法(ボトムブレス)を中心におこなった結果、ご本人もびっくりするくらいの気づきと効果があらわれた。
こちらもお役に立ててうれしかった。
音読療法は表面上、とてもシンプルで簡単なことしかおこなわないが、非常に効果的であり、こころと身体の問題に対して予防的でもある。
ボイスセラピストの最上級資格である音読療法士(マスター)まで取得すると、昨日のような個人セッションを仕事としておこなうことができるし、個人クリニックを開業してもいいだろう。
また、セミナーを企画したり、講師の仕事を受けたりもできる。
音読療法のすべてを習得している人が音読療法士(マスター)なので、自分でどんどん仕事を作って、積極的に社会貢献してもらいたいという願いが、私にはある。
4月からはあらたにマスターコースがスタートする。
興味がある方のために2月27日に無料説明会もおこないます。
くわしくはこちら。
(オーガナイザー・水城ゆう)
昨日は音読療法の個人セッションがあった。
個人セッションにはさまざまなニーズを持っている人が来る。
なにか問題を抱えている人、たんに音読療法に興味があるだけという人、健康法を身につけたい人、このようなセッションやセミナーに出ることがなかば趣味のようになっている人。
昨日の人も自己啓発系のセミナーおたくなんです、と自分のことを称していて、さまざまなセミナーやワークショップに参加しているらしい。
そのなかでもとくにNVC(非暴力コミュニケーション)のワークショップが気にいったとのことで、そこからのつながりで音読療法にも来てくれたとのことだった。
そして個人セッションが終わってからもとても喜んでくれて、『音読・群読エチュード』の本をさっそく買いもとめてくれたほか、また受けたいともおっしゃった。
音読療法のセッションでどんなことをやっているのかと時々尋ねられるので、少しだけ内容を紹介しておく。
初めてセッションを受ける方は、まず最初の20分を「お試し」として受けていただく。
20分たってさらにつづけたいかどうかをご本人に判断してもらう。
20分でもう充分、という方はそこで終了となるが、料金は発生しない。
つづけたい方はさらに30分、全体で50分のセッションを受けていただく。
音読療法のセッションは50分で1セットとなっている。
昨日の方はまず私がお話を聞かせていただき(共感的コミュニケーションを用いる)、ご本人の感じている問題点やニーズに気づいてもらった。
その後、音読療法について簡単に説明し、20分が経過したのでつづけたいかどうかをお聞きしたところ、つづけたいという希望だったので、音読療法士の野々宮に交代して身体のありようや呼吸法をおこなった
ご家族とのコミュニケーションの問題、それから自分が尊重されたり存在を認められたいというニーズが強まるあまり、身体が緊張したり、声が不必要に大きくなったり、呼吸が浅くなったり、という問題を自覚されていたので、それにそって脱力法や呼吸法をおこなった。
とくに吐く呼吸法(ボトムブレス)を中心におこなった結果、ご本人もびっくりするくらいの気づきと効果があらわれた。
こちらもお役に立ててうれしかった。
音読療法は表面上、とてもシンプルで簡単なことしかおこなわないが、非常に効果的であり、こころと身体の問題に対して予防的でもある。
ボイスセラピストの最上級資格である音読療法士(マスター)まで取得すると、昨日のような個人セッションを仕事としておこなうことができるし、個人クリニックを開業してもいいだろう。
また、セミナーを企画したり、講師の仕事を受けたりもできる。
音読療法のすべてを習得している人が音読療法士(マスター)なので、自分でどんどん仕事を作って、積極的に社会貢献してもらいたいという願いが、私にはある。
4月からはあらたにマスターコースがスタートする。
興味がある方のために2月27日に無料説明会もおこないます。
くわしくはこちら。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2012年12月9日日曜日
ストレスがあるときに神経系で起こっていること
photo credit: Stephen Poff via photopin cc
人が受けるストレスには3種類ある。
1. 物理的ストレス
2. 心的ストレス
3. 生理的ストレス
物理的ストレスは、たとえば車にぶつかりそうになった、階段から落ちそうになった、包丁で指を切ってしまった、といったアクシデントのことだ。
地震なども物理的ストレスといえる。
思わず身構えて、アクシデントに備えようとする。
そのとき、身体のなかでどんなことが起こっているだろうか。
頭でかんがえるより速く反応するのは、生命維持のための脳幹や運動機能をつかさどる小脳の部分で、とくに自律神経系の交感神経がパッと昂進する。
鼓動が速まり、血圧が上昇し、呼吸が浅くすばやくなり、筋肉が収縮し、体温も上昇する。
つまり、すばやく動いて反応し、アクシデントから身をまもろうという身体の反応が起こる。
その反応は、心的ストレスや生理的ストレスでもおなじように起こる。
心的ストレスというのは、だれかと喧嘩した、職場での人間関係がうまくいかない、地震のときの恐怖ばかり思いだして不安になる、家族を亡くした悲しみがいつまでも消えない、といった心理的なことが原因だ。
生理的ストレスは、風邪をひいた、寝不足だ、おしっこをがまんしている、お腹がへった、あるいは食べすぎた、身体が冷えた、といったことで起こる。
この両方とも、物理的ストレスと同様の反応が人の身体には起こる。
脳幹は物理的ストレスも心的ストレスも心理的ストレスも区別することなく、律儀に身体で対処できるように交感神経を昂進させようとする。
心的ストレスだと、鬱々として気持ちは落ちこんでなにもする気になれないのに、身体は活動的になる準備をしている、という状態になる。
生理的ストレスだと、疲れて早く休みたいのに、身体だけ妙に活発で興奮している、という状態になる。
いずれも困った状態である。
こういった状態から抜けだすには、適切に副交感神経を昂進させ、身体に休息・回復モードにはいってもらう必要がある。
そのための唯一の方法が呼吸法であり、音読療法ではさらにテキストを音読するという方法によってさらに呼吸法を補助していく。
簡単な方法なので「こんなので効果あるの?」と思われる方が多いようだが、呼吸法を丁寧にやってみればその効果は必ず実感できるはずだ。
(オーガナイザー・水城ゆう)
人が受けるストレスには3種類ある。
1. 物理的ストレス
2. 心的ストレス
3. 生理的ストレス
物理的ストレスは、たとえば車にぶつかりそうになった、階段から落ちそうになった、包丁で指を切ってしまった、といったアクシデントのことだ。
地震なども物理的ストレスといえる。
思わず身構えて、アクシデントに備えようとする。
そのとき、身体のなかでどんなことが起こっているだろうか。
頭でかんがえるより速く反応するのは、生命維持のための脳幹や運動機能をつかさどる小脳の部分で、とくに自律神経系の交感神経がパッと昂進する。
鼓動が速まり、血圧が上昇し、呼吸が浅くすばやくなり、筋肉が収縮し、体温も上昇する。
つまり、すばやく動いて反応し、アクシデントから身をまもろうという身体の反応が起こる。
その反応は、心的ストレスや生理的ストレスでもおなじように起こる。
心的ストレスというのは、だれかと喧嘩した、職場での人間関係がうまくいかない、地震のときの恐怖ばかり思いだして不安になる、家族を亡くした悲しみがいつまでも消えない、といった心理的なことが原因だ。
生理的ストレスは、風邪をひいた、寝不足だ、おしっこをがまんしている、お腹がへった、あるいは食べすぎた、身体が冷えた、といったことで起こる。
この両方とも、物理的ストレスと同様の反応が人の身体には起こる。
脳幹は物理的ストレスも心的ストレスも心理的ストレスも区別することなく、律儀に身体で対処できるように交感神経を昂進させようとする。
心的ストレスだと、鬱々として気持ちは落ちこんでなにもする気になれないのに、身体は活動的になる準備をしている、という状態になる。
生理的ストレスだと、疲れて早く休みたいのに、身体だけ妙に活発で興奮している、という状態になる。
いずれも困った状態である。
こういった状態から抜けだすには、適切に副交感神経を昂進させ、身体に休息・回復モードにはいってもらう必要がある。
そのための唯一の方法が呼吸法であり、音読療法ではさらにテキストを音読するという方法によってさらに呼吸法を補助していく。
簡単な方法なので「こんなので効果あるの?」と思われる方が多いようだが、呼吸法を丁寧にやってみればその効果は必ず実感できるはずだ。
(オーガナイザー・水城ゆう)
パニック障害における過呼吸・過換気症候の対処法、最新情報
photo credit: JustCallMe_♥Bethy♥_ via photopin cc
直接は音読療法とは関係ないが、パニック障害を持っている人が来られることが多く、その対処法についてお知らせすることが時々ある。基本的に「ペーパーバック法」を教えていた。
これはビニール袋や紙袋で口と鼻を覆い、過呼吸によって過酸素状態になった血中酸素濃度をさげて、発作をおさめるという方法だ。
実際に私もこの方法で、過呼吸におちいった人の対処に何度か成功したことがあるし、医学書や応急処置の情報が載っているサイトなどでもこの方法が紹介されていることがほとんどだ。
お医者さんが書いているサイトにもこの方法が紹介されている。
が、この方法が最善ではない、という情報をごく最近、得ることができた。
くわしくは元サイトを参照してほしいが、簡単にまとめると以下のようになる。
・過換気症候群の治療はとして効果がない事が多い。
・著明な低酸素や死亡の報告が続いている。
・器質的疾患で過換気になっている患者(例えば、肺水腫や代謝性アシドーシス)では、PCO2を増やし、PO2を下げる事が致命的になる可能性がある。
・呼吸困難に陥っている患者さんに対して、この方法は行いにくい。
・二酸化炭素そのものが患者の不安を助長する可能性がある。
実際の対処法としては、
・上部胸郭を圧迫し、十分に息を吐かせる事で肺の過膨張を減らすことができる。
・胸壁ではなく横隔膜をより使う呼吸をするように指示すると呼吸困難感は改善し、過換気による症状も消失する。
とくに後者は音読療法における「ボトムブレス」のことで、この方法はかなり効果をあげることがわかっているらしい。
やはりここでも音読療法は有効だということがわかった。
過呼吸のメカニズムは、不安や心配などが昂じてくることでしだいに呼吸が浅く速くなってきて、体内への酸素供給が過剰になってしまう。
血中の二酸化炭素分圧が極端に低下して痙攣を起こすようになる。
その痙攣でまわりの人もびっくりしてしまうわけだが、しかし痙攣自体が過剰に供給された酸素を消費する反応であって、しばらくすると痙攣は自然におさまってしまう。
つまり、ほうっておいても過呼吸の発作はおさまる、ということだ。
過呼吸におちいった人に出会っても、あわてずさわがず、声をかけ、できれば深い呼吸をさせ、また質問をしてしゃべらせるなどの息をゆっくり吐くための行動をうながすなどすればいい。
対処がうまくできなくても、発作はやがて自然におさまっていくことを知っていれば、こちらがパニックになる必要もない。
(オーガナイザー・水城ゆう)
直接は音読療法とは関係ないが、パニック障害を持っている人が来られることが多く、その対処法についてお知らせすることが時々ある。基本的に「ペーパーバック法」を教えていた。
これはビニール袋や紙袋で口と鼻を覆い、過呼吸によって過酸素状態になった血中酸素濃度をさげて、発作をおさめるという方法だ。
実際に私もこの方法で、過呼吸におちいった人の対処に何度か成功したことがあるし、医学書や応急処置の情報が載っているサイトなどでもこの方法が紹介されていることがほとんどだ。
お医者さんが書いているサイトにもこの方法が紹介されている。
が、この方法が最善ではない、という情報をごく最近、得ることができた。
くわしくは元サイトを参照してほしいが、簡単にまとめると以下のようになる。
・過換気症候群の治療はとして効果がない事が多い。
・著明な低酸素や死亡の報告が続いている。
・器質的疾患で過換気になっている患者(例えば、肺水腫や代謝性アシドーシス)では、PCO2を増やし、PO2を下げる事が致命的になる可能性がある。
・呼吸困難に陥っている患者さんに対して、この方法は行いにくい。
・二酸化炭素そのものが患者の不安を助長する可能性がある。
実際の対処法としては、
・上部胸郭を圧迫し、十分に息を吐かせる事で肺の過膨張を減らすことができる。
・胸壁ではなく横隔膜をより使う呼吸をするように指示すると呼吸困難感は改善し、過換気による症状も消失する。
とくに後者は音読療法における「ボトムブレス」のことで、この方法はかなり効果をあげることがわかっているらしい。
やはりここでも音読療法は有効だということがわかった。
過呼吸のメカニズムは、不安や心配などが昂じてくることでしだいに呼吸が浅く速くなってきて、体内への酸素供給が過剰になってしまう。
血中の二酸化炭素分圧が極端に低下して痙攣を起こすようになる。
その痙攣でまわりの人もびっくりしてしまうわけだが、しかし痙攣自体が過剰に供給された酸素を消費する反応であって、しばらくすると痙攣は自然におさまってしまう。
つまり、ほうっておいても過呼吸の発作はおさまる、ということだ。
過呼吸におちいった人に出会っても、あわてずさわがず、声をかけ、できれば深い呼吸をさせ、また質問をしてしゃべらせるなどの息をゆっくり吐くための行動をうながすなどすればいい。
対処がうまくできなくても、発作はやがて自然におさまっていくことを知っていれば、こちらがパニックになる必要もない。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2012年10月15日月曜日
心身回復のための質のよい「深睡眠」
photo credit: Cross Duck via photopin cc
働いて疲れた身体や、ストレスを受けてダメージを受けたこころを回復するためには、睡眠の質を高めることが重要である。
睡眠はよく知られているように、約90分を1セットとして、レム睡眠とノンレム睡眠を交互にくりかえすパターンを持っている。
レム睡眠のときは眼球がよく動いて、夢を見ている。
ノンレム睡眠は眼球が動かず、脳も休んでいる。
ノンレム睡眠はその脳波パターンからさらに4つの段階に分けられていて、3番目、4番目の段階がもっとも睡眠が深い。
つまり、これが「深睡眠」である。
いかに質のよい「深睡眠」を得られるかが、睡眠の質を決めるといっていい。
深睡眠によって、ダメージを受けたこころも身体も回復していく。
逆にいえば、質のよい深睡眠を得られない場合、ダメージは回復しないまま翌日へと持ちこされていくことになる。
深睡眠は寝入りばなの最初の1セットがもっともよく現われ、2セットめ、3セットめと深睡眠が現われにくくなる。
睡眠時間の後ろのほうのノンレム睡眠は、1番目、2番目の眠りが浅いパターンが多く現れるようになる。
したがって、質のよい睡眠を得るには、いかにすばやくスムースに深い眠りにはいっていくことができるか、ということが重要である。
ここで音読療法における「ボトムブレス」が役に立つ。
ボトムブレスは自律神経の副交感神経を亢進させるので、心身を鎮静させて入眠しやすい状態にもっていくことができる。
日中の活動で興奮した交感神経をしずめ、落ち着いた心身の状態を作ることで、すっと深い睡眠にはいっていける。
音読療法のボトムブレスについては、こちらを参考にしてほしい。
(オーガナイザー・水城ゆう)
働いて疲れた身体や、ストレスを受けてダメージを受けたこころを回復するためには、睡眠の質を高めることが重要である。
睡眠はよく知られているように、約90分を1セットとして、レム睡眠とノンレム睡眠を交互にくりかえすパターンを持っている。
レム睡眠のときは眼球がよく動いて、夢を見ている。
ノンレム睡眠は眼球が動かず、脳も休んでいる。
ノンレム睡眠はその脳波パターンからさらに4つの段階に分けられていて、3番目、4番目の段階がもっとも睡眠が深い。
つまり、これが「深睡眠」である。
いかに質のよい「深睡眠」を得られるかが、睡眠の質を決めるといっていい。
深睡眠によって、ダメージを受けたこころも身体も回復していく。
逆にいえば、質のよい深睡眠を得られない場合、ダメージは回復しないまま翌日へと持ちこされていくことになる。
深睡眠は寝入りばなの最初の1セットがもっともよく現われ、2セットめ、3セットめと深睡眠が現われにくくなる。
睡眠時間の後ろのほうのノンレム睡眠は、1番目、2番目の眠りが浅いパターンが多く現れるようになる。
したがって、質のよい睡眠を得るには、いかにすばやくスムースに深い眠りにはいっていくことができるか、ということが重要である。
ここで音読療法における「ボトムブレス」が役に立つ。
ボトムブレスは自律神経の副交感神経を亢進させるので、心身を鎮静させて入眠しやすい状態にもっていくことができる。
日中の活動で興奮した交感神経をしずめ、落ち着いた心身の状態を作ることで、すっと深い睡眠にはいっていける。
音読療法のボトムブレスについては、こちらを参考にしてほしい。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2012年10月3日水曜日
便秘解消のための音読療法
photo credit: Evil Erin via photopin cc
音読療法でおこなう呼吸法にはさまざまな効果が期待できるが、そのひとつに「便秘の解消」がある。
音読療法の「ボトムブレッシング」は副交感神経を昂進させる効果がある。
副交感神経が昂進すると、身体は休息・鎮静モードにはいる。
血圧と体温はさがり、血管は膨張し、呼吸は深くゆっくりになる。
と同時に消化器系は動きはじめる。
朝めざめて、まだ交感神経が充分に昂進していないうちに、しっかりとボトムブレッシングをおこなうと、消化器官のとくに末端がよく動いて、排出されやすくなる。
つまり便通がよくなる。
即座に効果が出る人もいれば、なかなか効果があらわれない人もいて、個人差があるのだが、毎日つづけることでかなりの効果が期待できる、という報告を多くいただいている。
便秘でなやんでいる人はしばらくためしてみることをおすすめする。
(オーガナイザー・水城ゆう)
音読療法でおこなう呼吸法にはさまざまな効果が期待できるが、そのひとつに「便秘の解消」がある。
音読療法の「ボトムブレッシング」は副交感神経を昂進させる効果がある。
副交感神経が昂進すると、身体は休息・鎮静モードにはいる。
血圧と体温はさがり、血管は膨張し、呼吸は深くゆっくりになる。
と同時に消化器系は動きはじめる。
朝めざめて、まだ交感神経が充分に昂進していないうちに、しっかりとボトムブレッシングをおこなうと、消化器官のとくに末端がよく動いて、排出されやすくなる。
つまり便通がよくなる。
即座に効果が出る人もいれば、なかなか効果があらわれない人もいて、個人差があるのだが、毎日つづけることでかなりの効果が期待できる、という報告を多くいただいている。
便秘でなやんでいる人はしばらくためしてみることをおすすめする。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2012年9月30日日曜日
音読療法の反応
音読療法(ボイスセラピー)が少しずつ、ほんとうに少しずつ人に知られるようになってきて、ボイスセラピーを受ける人もボイスセラピストになる人も少しずつ増えてきていることが、とてもうれしい。 ボイスセラピーは現在、老人ホームや地域の集まり、学校、東北の被災地、そして個人の家庭や友人関係、職場といったところでおこなわれている。 まただれでも気軽に参加できる「音読カフェ」も開催されていて、さまざまな声をいただいている。
今日はボイスセラピストが拾ってきた声のいくつかを紹介したい。
■40代女性
■仕事、家事、子育ての日々。自分自身のことを思う時間を持つことなんて考えてもみなかったけれど、 大切な時間だと気付いた。
■30代男性
■自分自身の精神状態がすこしヤバい方向にいきつつあると自覚していて、いろんな本を読んで勉強しているが、音読療法の理論はシンプルでわかりやすいと思う。
■老人ホームでの何回めかの音読ケアにて
■私(ボイスセラピスト)の近くに座っていた女性の方は、音読のとき、最初から最後まではっきりした声を出していたのですが、あとで「最初のころはみなさんから全然反応がなかったのよ」と聞いて本当にびっくりしました。
■老人ホームにて
■「青い山脈」を音読しているときに、女性の方が「歌いたい、歌いたい」とおっしゃっていたのですが、『参加したい!』という思いが感じられて嬉しかった(ボイスセラピスト)。
たくさんの声をいただいているので、機会を見つけてまた紹介したい。 ボイスセラピスト講座のほうも少しずつ人が集まるようになってきた。 10月8日の銀座教室での2級ボイスセラピスト講座も10月7日の1級ボイスセラピスト講座も、初めて参加する方も何人かいらしてにぎやかになりそうだ。
ところで、一度ボイスセラピスト講座を受講された方は、その後何度でも無償で再受講できることはあまり知られていない。 ボイスセラピストには知識と経験を継続的に深めていってほしいという協会のニーズがある。
(オーガナイザー・水城ゆう)
今日はボイスセラピストが拾ってきた声のいくつかを紹介したい。
■40代女性
■仕事、家事、子育ての日々。自分自身のことを思う時間を持つことなんて考えてもみなかったけれど、 大切な時間だと気付いた。
■30代男性
■自分自身の精神状態がすこしヤバい方向にいきつつあると自覚していて、いろんな本を読んで勉強しているが、音読療法の理論はシンプルでわかりやすいと思う。
■老人ホームでの何回めかの音読ケアにて
■私(ボイスセラピスト)の近くに座っていた女性の方は、音読のとき、最初から最後まではっきりした声を出していたのですが、あとで「最初のころはみなさんから全然反応がなかったのよ」と聞いて本当にびっくりしました。
■老人ホームにて
■「青い山脈」を音読しているときに、女性の方が「歌いたい、歌いたい」とおっしゃっていたのですが、『参加したい!』という思いが感じられて嬉しかった(ボイスセラピスト)。
たくさんの声をいただいているので、機会を見つけてまた紹介したい。 ボイスセラピスト講座のほうも少しずつ人が集まるようになってきた。 10月8日の銀座教室での2級ボイスセラピスト講座も10月7日の1級ボイスセラピスト講座も、初めて参加する方も何人かいらしてにぎやかになりそうだ。
ところで、一度ボイスセラピスト講座を受講された方は、その後何度でも無償で再受講できることはあまり知られていない。 ボイスセラピストには知識と経験を継続的に深めていってほしいという協会のニーズがある。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2012年9月10日月曜日
音読療法で大切にしていること
photo credit: jasewiththeface via photo pin cc
「ボイスセラピストに大切にしてもらっていること」で、音読療法ではセラピスト個人の臨機応変な即興性を大事にしていることを伝えたが、もうすこし補足しておきたい。
音読療法の技術と知識を身につけてもらったら、セラピストそれぞれの裁量にしたがって臨機応変にプログラムを組み、またそれぞれの個性や特技を生かしてクライアントのお役に立ってほしいというニーズが音読療法協会にはある。
基本的なニーズだが、それはあくまで「音読療法の中核理念をしっかり守った上で」という但し書きがつく。
音読療法の中核理念をここで列挙はしないが、いずれも次のような基本的な姿勢に支えられている。
・実証/検証可能で具体的な方法を用いる。
・すでに実証/検証されている客観的な所見にもとづいた方法を用いる。
・論理性と客観性を重視する。
このような理念のもと、たとえばいわゆるスピリチュアル系の考えや手法は音読療法には取りいれない。
前世、血液型、占い、霊気、予知といったものは、音読療法には用いない。
といって、これらの活動を否定するものではない。
あくまで「音読療法の中核理念では」用いない、ということだ。
したがって、たとえば音読療法士の資格を取得した人が、自分のセッションの個性として占いと組み合わせたりすることまでは否定しない。
ただし、その場合、占いと音読療法の理念とははっきりと区別してクライアントに伝えてほしい、というのが音読療法協会からのリクエストである。
音読療法の中核理念の論理性と客観性が保証されるかぎりにおいて、セラピストが自分の個性やオリジナリティや信じるところを利用する分には、それを容認するというのが、音読療法協会の基本的姿勢である。
以上、多少わかりにくい面があるかもしれないので、不明を感じた場合は、オーガナイザーや音読療法マスターに直接問い合わせてほしい。
(オーガナイザー・水城ゆう)
「ボイスセラピストに大切にしてもらっていること」で、音読療法ではセラピスト個人の臨機応変な即興性を大事にしていることを伝えたが、もうすこし補足しておきたい。
音読療法の技術と知識を身につけてもらったら、セラピストそれぞれの裁量にしたがって臨機応変にプログラムを組み、またそれぞれの個性や特技を生かしてクライアントのお役に立ってほしいというニーズが音読療法協会にはある。
基本的なニーズだが、それはあくまで「音読療法の中核理念をしっかり守った上で」という但し書きがつく。
音読療法の中核理念をここで列挙はしないが、いずれも次のような基本的な姿勢に支えられている。
・実証/検証可能で具体的な方法を用いる。
・すでに実証/検証されている客観的な所見にもとづいた方法を用いる。
・論理性と客観性を重視する。
このような理念のもと、たとえばいわゆるスピリチュアル系の考えや手法は音読療法には取りいれない。
前世、血液型、占い、霊気、予知といったものは、音読療法には用いない。
といって、これらの活動を否定するものではない。
あくまで「音読療法の中核理念では」用いない、ということだ。
したがって、たとえば音読療法士の資格を取得した人が、自分のセッションの個性として占いと組み合わせたりすることまでは否定しない。
ただし、その場合、占いと音読療法の理念とははっきりと区別してクライアントに伝えてほしい、というのが音読療法協会からのリクエストである。
音読療法の中核理念の論理性と客観性が保証されるかぎりにおいて、セラピストが自分の個性やオリジナリティや信じるところを利用する分には、それを容認するというのが、音読療法協会の基本的姿勢である。
以上、多少わかりにくい面があるかもしれないので、不明を感じた場合は、オーガナイザーや音読療法マスターに直接問い合わせてほしい。
(オーガナイザー・水城ゆう)
新型うつとか不定形うつとか
photo credit: anyone's ghost via photo pin cc
最近「新型うつ病」という言葉を聞くことが多いのではないだろうか。
テレビや新聞などマスコミでもいろいろと取りあげられ、とくに新入社員や学生など若い人の病気として社会問題化しているが、その症状や治療法についてはあいまいな情報しかない。
精神科医の知見や対処法もまちまちで、混乱しているといっていい。
なかには「気分うつ」とレッテル張りをして、ろくに対処しようとしない職場があったりして、その犠牲になって仕事をするやめざるをえない者が増えている。
新型うつ病についての専門家の所見として、比較的まともに思える記事がダイヤモンド・オンラインに出ていた。
「若手社員の「新型うつ」は単なるうつ病ではない! パニック障害の権威が職場の偏見と治療の誤解に警鐘――貝谷久宣・医療法人和楽会理事長に聞く」がそれだ。
このなかで「自分のプライドを傷つけられる」ことによるPTSDに似た症状が起こることが述べられているが、音読療法ではこの「自分のプライド」の部分を「自分が大切にしていること=ニーズ」と読みかえることができる。
プライドというとイメージが限定的になるが、自分がなにを大切にしていて、その価値観を損なわれたり満たされたりした結果、さまざまな感情が生まれる、という考え方をする。
そこで、自分のなかに起こってくるさまざまな感情を丁寧に扱い、その感情が指し示す「自分が大切にしていること=ニーズ」の面倒をしっかりと見ることで、抑うつ状態に陥らないようにし、さらには実際の行動に踏み出しやすくする。
これを「共感的コミュニケーション」という手法でおこなう。
共感的コミュニケーションは「認知行動療法」そのものといっていいプロセスで、なにより自分ひとりでもやれるし、だれかの手助けがあればさらに効果的だ。
音読療法でこの方法を身につけた人は、うつ病におちいりにくくなるだろうし、「うつっぽい」感じることがある人には、その気分からの改善や脱却を期待できる。
自分がなんとなく「うつうつとして気がのらない」と感じるような人の音読療法を受けてみてほしいのだが、ボイスセラピストとしてその方法を自分で身につけることで、自身のうつ対策にもなれば、だれかを手助けすることにも役立てられるはずだ。
音読療法協会では随時ボイスセラピスト講座を開催しているので、まずは気軽に問い合わせてみてほしい。
次のボイスセラピスト講座は銀座教室であさって9月12日から開催される。
(オーガナイザー・水城ゆう)
最近「新型うつ病」という言葉を聞くことが多いのではないだろうか。
テレビや新聞などマスコミでもいろいろと取りあげられ、とくに新入社員や学生など若い人の病気として社会問題化しているが、その症状や治療法についてはあいまいな情報しかない。
精神科医の知見や対処法もまちまちで、混乱しているといっていい。
なかには「気分うつ」とレッテル張りをして、ろくに対処しようとしない職場があったりして、その犠牲になって仕事をするやめざるをえない者が増えている。
新型うつ病についての専門家の所見として、比較的まともに思える記事がダイヤモンド・オンラインに出ていた。
「若手社員の「新型うつ」は単なるうつ病ではない! パニック障害の権威が職場の偏見と治療の誤解に警鐘――貝谷久宣・医療法人和楽会理事長に聞く」がそれだ。
このなかで「自分のプライドを傷つけられる」ことによるPTSDに似た症状が起こることが述べられているが、音読療法ではこの「自分のプライド」の部分を「自分が大切にしていること=ニーズ」と読みかえることができる。
プライドというとイメージが限定的になるが、自分がなにを大切にしていて、その価値観を損なわれたり満たされたりした結果、さまざまな感情が生まれる、という考え方をする。
そこで、自分のなかに起こってくるさまざまな感情を丁寧に扱い、その感情が指し示す「自分が大切にしていること=ニーズ」の面倒をしっかりと見ることで、抑うつ状態に陥らないようにし、さらには実際の行動に踏み出しやすくする。
これを「共感的コミュニケーション」という手法でおこなう。
共感的コミュニケーションは「認知行動療法」そのものといっていいプロセスで、なにより自分ひとりでもやれるし、だれかの手助けがあればさらに効果的だ。
音読療法でこの方法を身につけた人は、うつ病におちいりにくくなるだろうし、「うつっぽい」感じることがある人には、その気分からの改善や脱却を期待できる。
自分がなんとなく「うつうつとして気がのらない」と感じるような人の音読療法を受けてみてほしいのだが、ボイスセラピストとしてその方法を自分で身につけることで、自身のうつ対策にもなれば、だれかを手助けすることにも役立てられるはずだ。
音読療法協会では随時ボイスセラピスト講座を開催しているので、まずは気軽に問い合わせてみてほしい。
次のボイスセラピスト講座は銀座教室であさって9月12日から開催される。
(オーガナイザー・水城ゆう)
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