2012年12月9日日曜日

続けるためのマイルール


何か1つのことを毎日続けることは難しいです。特に自分ひとりでできること、それをやらなくても誰にも迷惑をかけないこと、やってみても即効性がある効果を体感できないこと、の3つが揃うと特に難しいと思います。そして「続けよう」と決めたことがかえって自分を苦しめることもあります。それは、何かを続けようと自分自身に誓い、でもやってみたら続かず「自分はダメなんだ。また三日坊主だ。次もきっと・・」と自分を信じることができずに自信がなくなり自己否定の理由にもなる場合があるからです。でもできれば続けてやりたいと思うことは皆さんそれぞれお持ちだと思います。
たとえば、音読療法の肝になっている呼吸法・音読。私は、呼吸法と音読・口周りの筋肉を鍛える舌動かし運動を実践中です。今日は私が最近実践している、続けるためのマイルールをご紹介します。(あくまでも私に向く方法ですが)
まず最初に4つのことをします。
1.書くーその1(なぜやるのか)
なぜそれを続けたいのか、続けることや続けた先に得られることが自分の中のどんなニーズを満たしてくれるのか、を簡単に書いて頭の整理をします。
2.書くーその2(やりかた)
具体的なやり方、回数、やる場所、やる時間帯を箇条書きにします。最終的に身体で覚えて自然と実践できればいいですが、初めてやることやある程度順番通りに進めたほうがスムーズにできること・反復しやすいことがあるので書いておきます。そしてこの時、この紙を見やすい文字の大きさ、手に取りやすいサイズ、やる場所に置いておきます。以上の2つで大まかなことが決まります。そして次は、
3.毎日習慣的にしている動きとセットにする。
例えば呼吸法や音読を朝行おうと決めた場合、自分が毎朝習慣的に行っている動きとセットにします。私の場合は、呼吸法を朝起きてすぐにしようと決めました。毎朝、起きて寝室からリビングに移動しベランダで花の水やりをするのですが、水やり後にすぐ呼吸法ができるように呼吸法の方法を書いた紙を水やりで使うジョウロの隣に置いておきます。こうするとリビングに戻りジョウロを片づけるときに同時にこの紙が持てるので、紙を持ってすぐに呼吸法ができます。舌回し運動はパソコンが起動するまでの数分間、音読は、朝のメールチェックをした後、音読療法協会オーガナイザー水城さんの日めくり音読を開くようにしています。その時、前日分の日めくり音読を読む(毎朝日めくり音読がアップされるのは6時ですが、時々6時前に読むことがあるので前日分と決めています。そして口を動かして声も出してもっと読みたくなったところで読みたいテキストの音読をする。という流れです)そして、これも自分にとって欠かせないのですが、
4.続けられた後のご褒美を用意する。
1週間とか2週間とかある一定期間を決めて、そのうち何日できたら〇〇、と達成後の自分へのご褒美を用意しておきます。この時のご褒美は、身体的に心地がいいと感じるものにします。(例えば、普段は使わない個別売りの入浴剤で気に入ったものを見つけてお風呂に入る。好きな香りのハンドクリームを買う。いつも行く喫茶店で普段飲まない少し高めのコーヒーを飲んでみる)などです。そうすると、続けることで元々の自分のニーズを満たせるし、身体的な心地よさも得られるというダブルの喜びを得られます。こうして書いてみると、何かの目標達成ハウツー本のような内容ですし、これをすること自体が苦痛だ、そんなことを決めないと出来ないのかと思えるかもしれませんが、自分の意志・気合いに頼って続けられない体験を何度もしているので、今はこの方法に落ち着いています。意志だけでできない自分を認めてあげて、では次にどうすれば続けられるかと次の行動へ移れる気がします。なので、もし何かを続けられずに自信を失いつつある方がいらしたら、ご自分なりのマイルールを作るのも楽しいことだと思います。
※写真:ボイスセラピストによる音読ケアワークの様子(世田谷区内介護老人福祉施設)
(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)

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