2012年11月28日水曜日

オーディオブックリーダー養成講座


先日、オーディオブックリーダー養成講座を受講しました。(主催:アイ文庫)
オーディオブックとは「耳で聞く朗読」のことで、その朗読者を育てるための講座です。一日の集中講義で、オーディオブックの読みや収録についてのノウハウやトレーニング法を教えてもらいます。(講師:オーディオブック・ディレクターの水城ゆうさん)
今回、集中講座でどんなことをしたのかを簡単にご紹介します。
・オーディオブックリーダーとは何かについて
・オーディオブックが作品として認められるために必要な情報性と表現について
・オーディオブックになるまでの流れ
・参加者によるテキスト読み
→ここでは各自が読みたいテキストを読みました。
・テキスト読みについてのフィードバック
→水城さんが1人1人に合わせたアドバイスを行いました。私の場合は、全体的に平坦な読み方をして緩急がないこと、それをどう訓練すればいいのかを教えてもらいました。
・コアマッスルの鍛え方の紹介
→ここで扱ったのは、身体の姿勢をキープするために使われる筋肉の鍛え方です。この筋肉があると安定した姿勢で安定した声が出せます。紹介があったのは、ヨガのポーズ、すり足、片足上げの方法などです。受講者の皆さんと一緒に行いました。寒い日だったので身体が少しづつ温まってきて声を出したくなってきました。
・滑舌をよくするための方法の紹介
・全身のストレッチ方法の紹介
・録音体験
→実際にスタジオに入ってマイクを使用し自分の声を録音してみました。また同時に、編集ソフトを使って声の録り直しの方法も教えてもらいました。
・録音に対するフィードバック
→録音した声を聞きながら水城さんからアドバイスを受けました。私の場合は、マイクの前で無意識に力が入り緊張しているのが声に表れていること、助詞や次の文節を読むときに文末が伸びていることなどの指摘をいただきました。
・自分でオーディオブックをつくるための録音ソフトの紹介
→まったく未知の世界でしたが、紹介してもらったことで将来自分でもできるかもと具体的にイメージできました。
・自作オーディオブックの活用方法
→自分でオーディオブックを作った場合どのような形で外に発信できるのか、もし販売する場合におすすめのソフト(デジタル商品販売ソフト)の紹介
身体を動かし声も使って、また実際に録音をしたり録音ソフトの編集方法を教えてもらったりと1日で集中的にいろんなことを教えてもらいました。この講座を受けたことで、自分の朗読の仕方の癖やその癖をどうすればより改善できるのかということが具体的にわかりました。オーディオブックとして声を録音する以外にも、これから朗読活動をするうえでとても参考になる内容でした。
次回講座は、12月26日(水)です。
詳細はコチラをご覧ください。
写真:録音練習をしているところ
(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)

2012年11月24日土曜日

11月の2級ボイスセラピスト講座のお知らせ

声で癒し、癒される……自分の持つ「声」で人を安らわせることができたら、どんなにいいでしょう。そして、自分の「声」が自分をも落ち着かせ、癒してくれたら、どんなにいいでしょう!
声による療法の基礎を身につける「ボイスセラピスト2級」を受講、取得して、身近な人とのコミュニケーションに活用してみませんか。
お子さん、パートナー、親、友人、同僚などとのつながりを、柔らかく心地よいものにしたいと願う方に。

これまでにボイスセラピスト2級の資格を取得された30名以上の方が、すでにそれぞれ活躍されています。

◎日時 2012年11月24日(土)10:00〜17:00
◎受講費 33,000円(2級資格取得料含む)

◎内容
 ボイスセラピーの基礎知識
 声と身体とこころの基礎知識
 声と身体の関係、声とこころの関係の確認
 ボイスセラピーのさまざまな事例を用いたノウハウ学習
 ボイスセラピストに必要なコミュニケーション法
 参加者同士によるセラピー実践体験

◎こんな人におすすめです
 子どもなど家族に心身の不調を訴える人がいる
 落ちこんでいる友だちの気持ちを楽にしてあげたい
 ささいなことが気になって眠れない
 あがり性を克服したい
 ひと前に出るとうまく話せない
 声が通らない
 よく聞き返される
 家族や他人とのコミュニケーションでいらいらすることが多い
 ひと前で話すことが多い職業についている
 落ちついた話し方や態度を身につけたい

※お申し込みはこちら

【特別割引制度】

学生や主婦、その他現在収入が低かったりなかったりする方のための特別割引制度があります。
基本的に半額になりますので、遠慮なくご相談ください。ボイスセラピスト講座受講への必要性と現況についてのレポートを提出していただきます。
くわしくは音読療法協会までお問い合わせください。

2012年11月14日水曜日

共感的コミュニケーション講座(全4回)11/14〜


「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」監修者・安納献さんによる共感的コミュニケーション講座を開催します。

アメリカでおこなわれているNVC(Nonviolent Communication)のリーダーシッププログラムに数年にわたって参加している献さんが、帰国したてのホットなハートで共感的コミュニケーションの方法をシェアしてくれます!

今年12月、来年5月にはアメリカからトレーナーを迎えてのワークショップも企画中。
家庭でも学校でも教えてくれなかった、教えられなかった「人生をより素晴らしくする方法」を学んでみませんか?
人生が変わります!
これからの人生はもとより、これまでの人生も慈しむことができるようになるでしょう……!

以下の日程で、世田谷区の現代朗読協会にて開催します。
ふるってご参加ください!

●2012年11月14日、21日、12月5日、12日(いずれも水曜)19〜21時
●一般:1回5000円・4回16000円
 リピーター(過去にKen's Potechi Cafe及びNVCワークショップ受講経験のある方):1回4000円
●お申込:現代朗読協会のオンラインフォームからどうぞ。備考欄に「Ken's Cafe ○日参加」と明記してください。

2012年11月11日日曜日

介護予防アーティスト養成講座のお知らせ

 音読療法協会も全面的にバックアップし、オーガナイザーの水城ゆうがメイン講師を務める講座のお知らせです。
初日は2012年11月11日(日)です。
その後の開催日程などの詳細はこちらのサイトをご覧ください。

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あなたの音楽の才能をシニアの健康のために活かしてみませんか?

音楽活動の経験のある方を対象として、その経験を活かして高齢者の介護予防のための活動を行なう「介護予防アーティスト」を養成・認定します。
「介護予防アーティスト」の活動は、おもに70歳以上の自立して生活している高齢者が、音楽・文学・演劇・舞踊などの芸術に触れながら、仲間とともに楽しく心豊かに過ごすことで、認知症を予防し介護が必要にならないよう手助けをすることです。
この一連の講座は「決められた方法を一定の手順でおこなうこと」を学ぶためのものではありません。アーティストのみずみずしい感性を生かしてそれぞれに柔軟な方法を身につけてもらうために、これまでにない斬新で充実した内容を用意しています。

講座初日時点で30歳未満の方は、無料です!
お気軽にご応募ください。
(運営協力費として、30歳以上で社会保険に加入していない方: 30,000円、社会保険に加入している方:50,000円)

参加資格:ピアノ・ギターなどの楽器を1種類以上演奏でき公演経験のある方。かつ、パソコン、スマートフォン(携帯不可)などを使用してメールでの連絡が可能な方。
※下記の4曲を、講座初日までに伴奏できるようにしてきてください。
【課題曲】1)津軽海峡冬景色2)矢切の渡し3)里の秋4)365歩のマーチ
受講申込み受付時に、楽譜をメールにてお送りします。

スタートアップ講座3回→実習5回→フォローアップ講座2回を受講後、継続して活動のバックアップをさせていただきます。

2012年11月7日水曜日

道具がいらない「呼吸遊び」


先月、山梨県甲州市勝沼で行われてた10キロレースに参加しました。タイムを気にしないでゆっくりのんびり走るレースでした。せっかくなので、普段走るときに何となく楽だと感じて行っていた呼吸をボイスセラピスト講座で学んだ呼吸法を応用して何パターンか実践してみることにしました。普段、走るスピードが速くなったり距離がのびると心拍数が上がります。この状態が続くと、身体が危険を察知して酸素を取り込もうとするのか、吸うことだけが活発になり胸のあたりだけを使う浅い呼吸になります。この呼吸を続けていると身体の中に酸素が入りすぎた状態になり、走り続けるのが苦しくなることがあります。
今回は、どうすれば走りながら楽に吐けるかに集中してみました。まずは「スッスッ、ハッハッ」という一定のリズムにして「スッスッ」で自然に吐いて「ハッハッ」で自然に吸いこんでみました。吸う、吐くのどちらも自然呼吸にした状態です。リズムをつけているので比較的楽に吐くことができますが、坂道になると吐くことより吸うことが優先され次第に苦しくなりました。次は「スッスッ」の2回で思いっきり吐き切り、「ハッハッ」で自然に吸いこんでみました。そうすると、吐き切ることに意識を向けているので、多少苦しくなっても苦しさに呼吸や身体を任せずに、吐き切るということに戻って呼吸や気持ちを落ち着けることができました。こうすることで、呼吸が一定になり、ゴール近くになっても身体が全体的に楽に感じました。
走るときの呼吸は人それぞれ違うので、この方法が一番いいという方法はないと思いますが、ここでお伝えしたいのは、日常の生活の中で(スポーツも含め)人それぞれの呼吸の仕方が習慣的な癖になっているので、いざというときにその呼吸法が身体や精神面をリラックスさせることから遠ざけていることがあるのではないかということです。なので、今自分はどんな呼吸をしているのかという自分の呼吸の癖に気付くことや、他にどんな呼吸の方法があるのか(力強く吸う吐く、自然に吸う吐く、長く、短く・・)を色々探っていくと、自分の身体の変化を発見することにも繋がり、道具不要で自分の身体だけでできる面白い「呼吸遊び」になるのではないかと思います。

写真:勝沼フルーツマラソンの様子。葡萄畑が広がる坂が多いコースでした。
(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)