photo credit: ccarlstead via photopincc
2級ボイスセラピスト講座を受講して資格取得した方から、こんな話を聞いた。
長女の出産後の里帰り、次女の就職と引越し、夫の単身赴任からの帰任などが重なって、多忙を極めているとのこと。
こんなとき、貴重な睡眠時間を一分でも多くとるために、寝る前に音読療法の呼吸法を使うことで入眠がスムーズなり、たすかっているとのこと。
そういう具体的な話を聞くと、私もうれしく思う。
音読療法が作る落ち着いた身体、ストレス耐性が強く集中力のあるメンタル、免疫力を高めるエチュードなど、私自身も日常で非常に役立っているのだが、もっとお役に立てることができるはずだと思っている。
受験生にどうだろうと思って、知り合いの予備校の関係者に相談してみたところ、大変興味を示してくれた。
試験本番であがらないようにしたり、集中力を高めたりできる。
また、長い受験勉強期間にも体調を整えたり、ストレスに対処できるスキルを身につけたり、免疫力の高い身体をつくったりして、しっかりと勉強できるようにすることの役に立つと思う。
また、受験生を持つ親のための音読療法プログラムもありえるだろう。
前からいってたことだが、ストレスフルでハードな職場でも音読療法は役に立つだろう。
新入社員のうつ病予防や、管理職のストレス対策、職場の人間関係、健康維持にも効果を発揮できるのではないかと思っている。
これらのことはこれまで多く開催してきたさまざまな場所での音読ケアの実感や結果をもとにしていえることである。
こういったさまざまなプログラムが実際に動きはじめたら、もちろん私ひとりでは対応は無理だし、いまいる音読療法士にも手があまることになっていくと予想できる。
なのでできるだけ早期に講師育成プログラムを立ちあげたいと思っているのだが、現時点でなかなか受講者が集まらず、停滞している。
興味がある方はまずは気軽にご相談ください。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年3月29日金曜日
ママカフェ第一期終了、音読療法新企画
昨日は朝からママカフェこと「お母さんのための音読カフェ」の、助成金をいただいて開催してきた今期の最終回だった。子育て中のお母さんが、子どもや夫のために毎日をすごしているばかりではなく、ときには自分自身をきちんとケアしてあげよう、その方法を身につけてもらおう、という目的で、ボイスセラピストの藤沢さんが中心になり、藤沢さんが運営しているグループの主催という形で助成金を申請し、開催してきた。
告知や準備が大変で、参加者を集めるのにだいぶ苦労されたようだが、得るものも多く、私も音読療法の有効性をあらためて確認できてありがたかった。
藤沢さんがリードした今期は終了したが、ママカフェは交代しながらつづけていこうという話になっていて、次期の開催についてまたあらためてアナウンスできるときが来ると思う。
そして音読療法については、もっとさまざまなニーズが掘り起こせるはずと感じていて、あたらしい企画を始動させる予定だ。
たとえば「受験生のための音読療法」といった企画ね。
ほかにこういう企画をやってほしい、というものがあれば、気楽にご相談ください。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年3月28日木曜日
おかあさんのための音読カフェ
*おかあさんのための音読カフェ*
〜わたしに耳を澄まそう〜
子育てはわたしのだいじなしごと。
だいじなこどもをたいせつにそだてるだいじなしごと。
でも わたしのこと、ちゃんとだいじにしてますか?
こどもを、家族を、生活をだいじにはぐくむために
まずはじぶんをだいじにする方法を学びましょう。
自分をおちつかせる呼吸法とたのしい工夫をこらした音読、フードコーディネーターのみやこさんお手製のカフェメニューを楽しみながら築77年の古民家で、ゆったりしたひとときをすごしましょう。
◎日時 2013年1月31日(済)/2月28日(済)/3月28日
いずれも木曜日10時30分〜12時30分
◎対象 お母さん(各回8名)
※託児を希望される方はご相談ください。
有償ボランティアさんをお願いします( 保険なし)。
◎参加費 1000円/回(茶菓代込み)
※託児料500円/人
◎会場 世田谷区羽根木1-20-17(現代朗読協会・羽根木の家)
井の頭線新代田駅徒歩2分、東松原駅徒歩3分
井の頭線沿い・中丸橋北側すぐ左=西側の大谷石の塀の古民家
申込 ginnosigi@gmail.com または 080-1168-2689(藤沢)
主催 サークルおひさま
協力 音読療法協会 http://www.voicetherapy.org/
世田谷区こども基金の助成を受けて実施しています。
〜わたしに耳を澄まそう〜
子育てはわたしのだいじなしごと。
だいじなこどもをたいせつにそだてるだいじなしごと。
でも わたしのこと、ちゃんとだいじにしてますか?
こどもを、家族を、生活をだいじにはぐくむために
まずはじぶんをだいじにする方法を学びましょう。
自分をおちつかせる呼吸法とたのしい工夫をこらした音読、フードコーディネーターのみやこさんお手製のカフェメニューを楽しみながら築77年の古民家で、ゆったりしたひとときをすごしましょう。
◎日時 2013年1月31日(済)/2月28日(済)/3月28日
いずれも木曜日10時30分〜12時30分
◎対象 お母さん(各回8名)
※託児を希望される方はご相談ください。
有償ボランティアさんをお願いします( 保険なし)。
◎参加費 1000円/回(茶菓代込み)
※託児料500円/人
◎会場 世田谷区羽根木1-20-17(現代朗読協会・羽根木の家)
井の頭線新代田駅徒歩2分、東松原駅徒歩3分
井の頭線沿い・中丸橋北側すぐ左=西側の大谷石の塀の古民家
申込 ginnosigi@gmail.com または 080-1168-2689(藤沢)
主催 サークルおひさま
協力 音読療法協会 http://www.voicetherapy.org/
世田谷区こども基金の助成を受けて実施しています。
2013年3月27日水曜日
音読療法マスターコース受講説明会(無料)ネット参加も可
音読療法(ボイスセラピー)の最終資格、音読療法士(マスター)にチャレンジしませんか。
音読療法士(マスター)になるにはほぼ一年間のマスターコースを受講し、さらに二年間のインターン期間を経る必要があります。
大変な資格ですが、その分やりがいと将来性もあります。
マスターコースの概要についてはこちらをご覧ください。
マスターコースに興味がある方のために、以下の要領で無料説明会を開催します。
◎日時 2013年3月27日(水)
14:00〜15:00(昼の部)/19:00〜20:00(夜の部)
◎場所 現代朗読協会・羽根木の家(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
またはGoogle+のHangout機能を使ってのオンライン
参加希望の方は事前にお申し込みください。地方・国外歓迎。
◎参加費 無料
※オンライン参加を希望の方はあらかじめGoogle+にアカウント登録をお願いします。
よくわからない方は気楽にお問い合わせください。
※参加申し込みはこちら(お問い合わせフォーム)から。
音読療法士(マスター)になるにはほぼ一年間のマスターコースを受講し、さらに二年間のインターン期間を経る必要があります。
大変な資格ですが、その分やりがいと将来性もあります。
マスターコースの概要についてはこちらをご覧ください。
マスターコースに興味がある方のために、以下の要領で無料説明会を開催します。
◎日時 2013年3月27日(水)
14:00〜15:00(昼の部)/19:00〜20:00(夜の部)
◎場所 現代朗読協会・羽根木の家(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
またはGoogle+のHangout機能を使ってのオンライン
参加希望の方は事前にお申し込みください。地方・国外歓迎。
◎参加費 無料
※オンライン参加を希望の方はあらかじめGoogle+にアカウント登録をお願いします。
よくわからない方は気楽にお問い合わせください。
※参加申し込みはこちら(お問い合わせフォーム)から。
2013年3月24日日曜日
3月の2級ボイスセラピスト講座のお知らせ
声で癒し、癒される……自分の持つ「声」で人を安らわせることができたら、どんなにいいでしょう。そして、自分の「声」が自分をも落ち着かせ、癒してくれたら、どんなにいいでしょう!
声による療法の基礎を身につける「ボイスセラピスト2級」を受講、取得して、身近な人とのコミュニケーションに活用してみませんか。
お子さん、パートナー、親、友人、同僚などとのつながりを、柔らかく心地よいものにしたいと願う方に。
これまでにボイスセラピスト2級の資格を取得された40名近くの方が、すでにそれぞれ活躍されています。
築80年の古民家でじっくりと学んでいただきます。
◎日時 2013年3月24日(日)10:00〜17:00
◎場所 現代朗読協会「羽根木の家」(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
◎受講費 33,000円(2級資格取得料および音読療法協会年会費を含む)
◎主催 音読療法協会
協力 現代朗読協会
◎内容
ボイスセラピーの基礎知識
声と身体とこころの基礎知識
声と身体の関係、声とこころの関係の確認
ボイスセラピーのさまざまな事例を用いたノウハウ学習
ボイスセラピストに必要なコミュニケーション法
参加者同士によるセラピー実践体験
◎こんな人におすすめです
子どもなど家族に心身の不調を訴える人がいる
落ちこんでいる友だちの気持ちを楽にしてあげたい
ささいなことが気になって眠れない
あがり性を克服したい
ひと前に出るとうまく話せない
声が通らない
よく聞き返される
家族や他人とのコミュニケーションでいらいらすることが多い
ひと前で話すことが多い職業についている
落ちついた話し方や態度を身につけたい
※お申し込みはこちら
【特別割引制度】
学生や主婦、その他現在収入が低かったりなかったりする方のための特別割引制度があります。
基本的に半額になりますので、遠慮なくご相談ください。ボイスセラピスト講座受講への必要性と現況についてのレポートを提出していただきます。
くわしくは音読療法協会までお問い合わせください。
声による療法の基礎を身につける「ボイスセラピスト2級」を受講、取得して、身近な人とのコミュニケーションに活用してみませんか。
お子さん、パートナー、親、友人、同僚などとのつながりを、柔らかく心地よいものにしたいと願う方に。
これまでにボイスセラピスト2級の資格を取得された40名近くの方が、すでにそれぞれ活躍されています。
築80年の古民家でじっくりと学んでいただきます。
◎日時 2013年3月24日(日)10:00〜17:00
◎場所 現代朗読協会「羽根木の家」(京王井の頭線新代田駅徒歩2分)
◎受講費 33,000円(2級資格取得料および音読療法協会年会費を含む)
◎主催 音読療法協会
協力 現代朗読協会
◎内容
ボイスセラピーの基礎知識
声と身体とこころの基礎知識
声と身体の関係、声とこころの関係の確認
ボイスセラピーのさまざまな事例を用いたノウハウ学習
ボイスセラピストに必要なコミュニケーション法
参加者同士によるセラピー実践体験
◎こんな人におすすめです
子どもなど家族に心身の不調を訴える人がいる
落ちこんでいる友だちの気持ちを楽にしてあげたい
ささいなことが気になって眠れない
あがり性を克服したい
ひと前に出るとうまく話せない
声が通らない
よく聞き返される
家族や他人とのコミュニケーションでいらいらすることが多い
ひと前で話すことが多い職業についている
落ちついた話し方や態度を身につけたい
※お申し込みはこちら
【特別割引制度】
学生や主婦、その他現在収入が低かったりなかったりする方のための特別割引制度があります。
基本的に半額になりますので、遠慮なくご相談ください。ボイスセラピスト講座受講への必要性と現況についてのレポートを提出していただきます。
くわしくは音読療法協会までお問い合わせください。
2013年3月6日水曜日
ま、まさか! 花粉症がなおった?
自分でもちょっと信じられないのだが、今年はなんだか花粉症の症状がまったく出ないか、出てもすごくかるいのだ。
私が重度の花粉症であることは、身近な知り合いならみんな知っている。
30代の前半に発症して、以来20年にわたって苦しみつづけてきた。
アレルゲン検査も受けたことがあって、複数の種類の花粉、枯葉、ハウスダストでアレルギー症状が出ることがわかっていた。
市販薬をふくめいろいろな薬をためしてみたが、最近はアレグラという種類を医者で処方してもらっていた。
市販薬はとくに眠気が出たり、喉がやたらと乾いたりと、身体に合わなかった。
マスクも面倒だし、目もしょぼしょぼする。
一時は点鼻薬も使っていたが、これは習慣化しやすい。
使いすぎると慢性的な副鼻腔炎になりやすいということで、いまは使っていない。
そんなわけで、アレグラはかろうじて私の体質に合うようだった。
1か月分をまとめてもらうのだが、気がついたらここ数か月、ずっともらわずにすんでいる。
今年は去年より花粉の飛散量が多いという。
今日のように天気のいい日は、例年だったら悲惨なことになっていたはずだ。
ところがなんともない。
これはいったいどうしたわけだろう。
花粉症がなおった、という人をひとりかふたり、知っている。
しかし、そんな例はあまりに少ないので、なにかの偶然か、気のせいだろうと思っていた。
が、自分にそれが起こるとは。
なおった原因がわからない。
とにかく、侵入物にたいする過剰なアレルギー反応が正常にもどりつつあることはたしかなように思える。
ここ1、2年でなにか変えた習慣があるだろうか、とかんがえてみる。
ご飯に玄米を混ぜるようになったのは5、6年前のことだから、それが原因とは思えないが、ここ2年ばかりはおなじ玄米でも無農薬のものを実家から送ってもらっている。
それがいいのだろうか。
ここ1、2年といえば、私のなかでもっとも大きいのが、音読療法だ。
この呼吸法は私もみんなにレクチャーしているが、自律神経をととのえ、免疫力を高めることに役立つ。
高めるばかりでなく、正常にする効果も期待できそうだ。
ひょっとして呼吸法が花粉症の症状を和らげてくれたのだろうか。
もうひとつは、羽根木の家という古民家の一角に下宿していた生活から、古いけれど独立した木造アパートの部屋に引っ越したことだ。
ハウスダストの環境が変わったのかもしれない。
これらの原因のどれか、あるいは全部が影響して、症状が激減したのかもしれない。
花粉症に苦しんでいる人がいたら、これらを試してみることをおすすめする。
試してみる価値はあると思う。
あんなに苦しんでいた私がこんなに楽になったのだから。
(オーガナイザー・水城ゆう)
私が重度の花粉症であることは、身近な知り合いならみんな知っている。
30代の前半に発症して、以来20年にわたって苦しみつづけてきた。
アレルゲン検査も受けたことがあって、複数の種類の花粉、枯葉、ハウスダストでアレルギー症状が出ることがわかっていた。
市販薬をふくめいろいろな薬をためしてみたが、最近はアレグラという種類を医者で処方してもらっていた。
市販薬はとくに眠気が出たり、喉がやたらと乾いたりと、身体に合わなかった。
マスクも面倒だし、目もしょぼしょぼする。
一時は点鼻薬も使っていたが、これは習慣化しやすい。
使いすぎると慢性的な副鼻腔炎になりやすいということで、いまは使っていない。
そんなわけで、アレグラはかろうじて私の体質に合うようだった。
1か月分をまとめてもらうのだが、気がついたらここ数か月、ずっともらわずにすんでいる。
今年は去年より花粉の飛散量が多いという。
今日のように天気のいい日は、例年だったら悲惨なことになっていたはずだ。
ところがなんともない。
これはいったいどうしたわけだろう。
花粉症がなおった、という人をひとりかふたり、知っている。
しかし、そんな例はあまりに少ないので、なにかの偶然か、気のせいだろうと思っていた。
が、自分にそれが起こるとは。
なおった原因がわからない。
とにかく、侵入物にたいする過剰なアレルギー反応が正常にもどりつつあることはたしかなように思える。
ここ1、2年でなにか変えた習慣があるだろうか、とかんがえてみる。
ご飯に玄米を混ぜるようになったのは5、6年前のことだから、それが原因とは思えないが、ここ2年ばかりはおなじ玄米でも無農薬のものを実家から送ってもらっている。
それがいいのだろうか。
ここ1、2年といえば、私のなかでもっとも大きいのが、音読療法だ。
この呼吸法は私もみんなにレクチャーしているが、自律神経をととのえ、免疫力を高めることに役立つ。
高めるばかりでなく、正常にする効果も期待できそうだ。
ひょっとして呼吸法が花粉症の症状を和らげてくれたのだろうか。
もうひとつは、羽根木の家という古民家の一角に下宿していた生活から、古いけれど独立した木造アパートの部屋に引っ越したことだ。
ハウスダストの環境が変わったのかもしれない。
これらの原因のどれか、あるいは全部が影響して、症状が激減したのかもしれない。
花粉症に苦しんでいる人がいたら、これらを試してみることをおすすめする。
試してみる価値はあると思う。
あんなに苦しんでいた私がこんなに楽になったのだから。
(オーガナイザー・水城ゆう)
2013年3月5日火曜日
音読療法でおこなうハミング発声の効用
発声と音読、つまり声を出すことによって、呼吸法とおなじ効果をえられることに加えて、さらにべつの効果を期待できる。
声を出すためには、呼吸によって声帯を振動させる。声帯は気道の途中にある器官で、声門という筋膜の開閉構造が開いたり閉じたりすることで、発声をコントロールする。声門を閉じれば、そこを空気が押し通ろうととして声帯が振動し、声が出る。声門をあければ、振動はなくなり、そこをただ空気が通るだけとなる。
音読療法ではハミングという発声法を用いる。これは口を閉じたまま鼻から声を出す方法で、大きな声を出す必要はない。声帯の振動を鼻腔から鼻口へと抜けさせる。
ゆっくりとハミング発声をおこなうことは、ゆっくりと息を吐きつづけるのとおなじ呼吸法でもあり、ハミング発声そのものが呼吸法になっているともいえる。
ほかに、ハミング発声は声帯から生まれた振動が骨格や体腔構造をたどって身体のさまざまな部位に伝わっていく。胸や腹、頭にも伝わっている声帯の振動を、実際に手をあてて自分でたしかめることで、自分の声を確認し、さらには自分の身体にたいする意識も持つことができる。
自分の身体全体が「いまここ」に存在していることの認識をみずから持つことは、こころの安定のために大変効果的である。自分の身体の声帯から伝わってくる振動を確認することで、身体にたいする意識をしっかりと持ってもらう効果が期待できる。
また、声を出すことは、意識を自分の内側から外側へと向けるきっかけにもなり、内にこもりがちな思考を外部環境や他人に向けることにも役立つ。感覚を外側に開くのは、こころの健康のために大変有効なことである。いきなり声を出すことに抵抗がある人でも、ゆるやかで静かなハミング発声なら抵抗なく声を出しはじめられる。
(オーガナイザー・水城ゆう)
声を出すためには、呼吸によって声帯を振動させる。声帯は気道の途中にある器官で、声門という筋膜の開閉構造が開いたり閉じたりすることで、発声をコントロールする。声門を閉じれば、そこを空気が押し通ろうととして声帯が振動し、声が出る。声門をあければ、振動はなくなり、そこをただ空気が通るだけとなる。
音読療法ではハミングという発声法を用いる。これは口を閉じたまま鼻から声を出す方法で、大きな声を出す必要はない。声帯の振動を鼻腔から鼻口へと抜けさせる。
ゆっくりとハミング発声をおこなうことは、ゆっくりと息を吐きつづけるのとおなじ呼吸法でもあり、ハミング発声そのものが呼吸法になっているともいえる。
ほかに、ハミング発声は声帯から生まれた振動が骨格や体腔構造をたどって身体のさまざまな部位に伝わっていく。胸や腹、頭にも伝わっている声帯の振動を、実際に手をあてて自分でたしかめることで、自分の声を確認し、さらには自分の身体にたいする意識も持つことができる。
自分の身体全体が「いまここ」に存在していることの認識をみずから持つことは、こころの安定のために大変効果的である。自分の身体の声帯から伝わってくる振動を確認することで、身体にたいする意識をしっかりと持ってもらう効果が期待できる。
また、声を出すことは、意識を自分の内側から外側へと向けるきっかけにもなり、内にこもりがちな思考を外部環境や他人に向けることにも役立つ。感覚を外側に開くのは、こころの健康のために大変有効なことである。いきなり声を出すことに抵抗がある人でも、ゆるやかで静かなハミング発声なら抵抗なく声を出しはじめられる。
(オーガナイザー・水城ゆう)
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