昨日、現代朗読協会によるワークショップ「朗読はライブだ!」が開催されました。
今期(全6回)の4回目の昨日、最終回にワークショップ生が出演する公演に向けて朗読パフォーマンスの練習がスタートです。
今回の公演タイトルは「キッズ・イン・ザ・ダーク」。演出、水城ゆうさんの話によると、この公演の目的はタイトル通り「キッズ」です。出演者の中にある子供性(インナーチャイルド)を発揮することが目的となります。
表現というものには3つの層があると、と水城さんは話されています。
①純粋表現…純粋に表現したいという欲求(子供が一人で歌ったり走り回ったりしている状態)
②コミュニケーション表現…人とのつながりを求めたいという人間が誰しも持っている基本的な欲求
③社会的表現…人に認めれたい、評価されたい、入場料に見合うものを人に見せたいという欲求(人から要求されて行う表現の欲求)
今回の公演は、③を取り除き、①②を出演者みんなで行おう、自分が表現したいことを行おう、予測しないでおこる自分の表現やお客さんの反応を楽しもう、というのが目的です。この話しを聞いたワークショップ生は、いくつかの朗読エチュードを手さぐりでやりはじめながら、少しづつ隠れていた子供性が表われ始めたようです。イスに座って本を読むことから抜け出して、身体を自由に思いっきり使いながら声を出す、そして他の出演者と朗読パフォーマンスをしながらその場でコミュニケーションを取っていく。本番までの間、みなさんの中の「キッズ」がにょきにょき顔を出し始めるのでしょう。楽しみです。
※写真:朗読エチュード練習の様子。1人で声を出して動くところから、人とかかわり始め始めたところ。
※公演情報:8月4日(土)13:30開演 キッドアイラックホール(明大前)詳細はコチラ
(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)
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