2012年7月17日火曜日
自分が伸びていく朗読
7月16日‐21日までの6日間、銀座にあるギャラリーのグループ展(陶芸、絵画、アクセサリー等)の作品の1つとして、朗読を出展している友達がいます(Mさん)。Mさんは、現代朗読協会に所属をしています。ここで現代朗読協会が行う朗読について少し触れてみます。現代朗読協会では、「自分自身を伝える手段」として本を読みます。本を読む目的を、本の内容を相手に伝えるためにあるのではなく、自分自身を相手に伝えるためにあるとしています。丁寧に読むのではなく、他の誰かになりきろうとするのではなく、あくまでも自分自身を真ん中に置いています。
今回、私はMさんのソロ朗読を初めて見ました。
イスに座ったところから始まり、そのうち自然に立ち上がって、歩いたり、身をかがめたり、手が伸び、声も伸びていきました。初日で、もしかして本人は張しているのかもしれませんが、こちらにはその緊張を跳ねのけようとするかのように、朗読が進んでいくにつれて段々しなやかに伸びていく声、身体、表情に引き込まれました。
6日間、同じテキストを使ってソロ朗読ができるって、いいな~。
主体が自分だからこそ、変化していくことが楽しめるのだと思います。
Mさんに、どんな変化が訪れるのかもう1回見たくなりました。
※7月21日(土)まで毎日13:30~。作品:よだかの星「宮沢賢治」
※会場情報はコチラ
(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)
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